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USB接続タイプのデータ収録製品、教育現場での実験などにも最適:日本NI USB-6000など
日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は、PCとUSBで接続して用いるマルチファンクションデータ収録製品を4製品発表した。電池の計測やLEDなどのオンオフ制御、電子回路のデバッグなどにおけるデータロギング用途に向ける。
日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は2014年7月、PCとUSBで接続して用いるマルチファンクションデータ収録製品を4製品発表した。電池の計測やLEDなどのオンオフ制御、電子回路のデバッグなどのデータロギング用途に向ける。
新製品は、基本的なアナログ/デジタル入出力機能を備えたUSB接続タイプのデータ収録製品である。搭載したチャネル数の違いなどによって「NI USB-6000」、「NI USB-6001」、「NI USB-6002」および「NI USB-6003」の4製品を用意した。アナログ入力は8チャネル、サンプリングレートは10〜100kサンプル/秒となっている。A-Dコンバータの分解能は12〜16ビットである。デジタル入出力は4〜13チャネルを備えている。
PCとUSBを介して接続すればすぐにセットアップが行えるプラグアンドプレイ対応機器である。しかも電源はUSBより供給されるので、携帯性が求められる計測用途などに適している。付属のドライバソフトウェア「NI-DAQmx」を用いれば、主要なプログラミング言語やソフトウェア開発環境を利用することが可能である。データ収録製品の価格(税別)は1万6400円より。
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