4つのカメラからビデオを受信し、自動的に同期するデシリアライザ:マキシム MAX9286
Maxim Integrated Productsは、クワッドデシリアライザ「MAX9286」を発表した。最大15mのシールドツイストペア(STP)または同軸ケーブルを介し、4つのカメラからビデオを受信して自動的に同期化する。
Maxim Integrated Products(マキシム インテグレーテッド プロダクツ)は2015年7月、車載アプリケーションの4つのサラウンドビューカメラストリームを統合する、クワッドデシリアライザ「MAX9286」を発表した。
MAX9286は、最大15mのシールドツイストペア(STP)または同軸ケーブルを介し、4つのカメラからビデオを受信して自動的に同期化する。データは、4レーンの業界標準CSI-2インタフェースを経由し、ビデオプロセッサへ出力。カメラ同期用の追加ソフトウェアは必要ない。
基板スペースと部品数を削減
MAX9286は、カメラ同期信号の自動生成、複数センサーからの画像データの同一ピクセルへの整合、主要パラメータのユーザー設定機能により、ADAS(Advanced Driver Assistance System:先進運転支援システム)用サラウンドビューシステムの設計時間を削減できる。さらに、集積化によって4つの個別デシリアライザとFPGAを不要にし、基板スペースと部品数を削減。Power-over-Coaxケーブルに対応したことで、配線数・コストも削減できるという。
他に自己診断機能として、内蔵リンクビットエラーレート(BER)診断、カメラ同期喪失、ケーブル天絡/地絡の検出機能なども搭載した。
動作温度範囲は−40℃〜105℃で、8×8mmの56ピンTQFN/QFNDパッケージで提供される。
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