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10Gbps Wi-Fi対応のレジデンシャルゲートウェイフリースケール QorIQ LS1043Aベース

フリースケール・セミコンダクタは、新たなQorIQ LS1043Aベースのレジデンシャルゲートウェイを開発した。ARMv8ゲートウェイSoCのQorIQ LS1043Aと、QSR10G 10G Wave 3 802.11ac Wi-Fi製品ファミリをベースとしている。

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 フリースケール・セミコンダクタは2015年9月、Quantenna Communicationsとの協業により、新たなQorIQ(コアアイキュー)LS1043Aベースのレジデンシャルゲートウェイを開発したと発表した。同製品とLinuxベースのセキュリティ、ビデオストリーミング、ネットワークのアプリケーションを組み合わせることで、帯域幅、スループット、サービス品質を向上できるという。

10GbpsのWAN接続が可能

 今回開発されたレジデンシャルゲートウェイは、10Gインタフェースに対応するARMv8ゲートウェイSoCのQorIQ LS1043Aクアッドコアプロセッサと、QuantennaのQSR10G 10G Wave 3 802.11ac Wi-Fi製品ファミリをベースとしている。

 Quantennaの10G Wave 3 Wi-Fi製品ファミリは、最大12ストリームの処理ができる。また、ホームアクセスポイントの要件を満たす柔軟性とスケーラビリティにより、Wi-Fiデバイスの管理とサポートを可能にしている。

 ベースとするQorIQ LS1043Aプロセッサは、標準消費電力5Wで1.6GHzの処理性能を持ち、仮想化ハードウェアを内蔵。同プロセッサの10Gイーサネットポートを利用することで、銅ケーブルや光ファイバーケーブルによる10GbpsのWAN接続も可能という。


QorIQ LS1043Aベースのレジデンシャルゲートウェイのイメージ

 QorIQ LS1043Aプロセッサはサンプル出荷中で、新しいLS1043Aリファレンスデザインは2015年10〜12月中に提供を開始予定。開発ツールには、低レベルのルーティング、セキュリティのアクセラレーション機能、CodeWarriorのツールチェーンを実装したLinux OpenWRTベースのアプリケーション・ソリューション・キットを用意している。

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