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LTE-Advancedの評価を可能にするソフトウェア:アンリツ MX882112C-041など
アンリツは、携帯端末(UE)開発向け無線通信テスタ「MT8821C」の機能を強化し、1台の無線テスタでLTE-Advanced DL CA 4CCsの評価を可能にするソフトウェアを発売した。
アンリツは2015年9月、同社の携帯端末(UE)開発向け無線通信テスタ「MT8821C」の機能を強化し、1台の無線テスタでLTE-Advanced DL CA 4CCsの評価を可能にするソフトウェアを発売した。
今回開発されたソフトウェアは、FDD方式のLTE-Advancedに対応した「MX882112C-041」「MX882112C-046」と、TDD方式のLTE-Advancedに対応した「MX882113C-041」「MX882113C-046」、LTE VoLTE エコーバック「MX882164C」の5種となる。
RF受信性能評価/IPデータ転送試験に1台で対応
同ソフトウェアをMT8821Cに搭載することで、LTE-Advanced DL CA 4CCs 2x2 MIMOでのRF受信性能評価、IPデータ転送試験に1台で対応できる。
MX882164Cは、MT8821Cへの搭載により、VoLTE音声接続状態での消費電力試験やSAR試験などが可能になる。MT8821Cの内部サーバを使用するため、外付けPCがなくてもVoLTEエコーバック試験が可能。
さらに、LTE測定ソフトウェアの設定を自動的に内部サーバに反映し、VoLTE接続のための複雑な設定を必要とせずに、VoLTEエコーバック試験ができるとしている。
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