パワーモニター端子付きLDOレギュレーター:エスアイアイ・セミコンダクタ S-1740/S-1741
エスアイアイ・セミコンダクタは2016年1月、ウェアラブル機器向けのパワーモニター端子付きLDOレギュレーター「S-1740/S-1741」シリーズを開発したと発表した。
エスアイアイ・セミコンダクタは2016年1月、ウェアラブル機器向けのパワーモニター端子付きLDOレギュレーター「S-1740/S-1741」シリーズを開発したと発表した。
バッテリー使用機器の定電圧電源やバッテリー電圧の監視補助、ウェアラブル機器、携帯通信機器、デジタルカメラ、デジタルオーディオプレーヤーなどの定電圧電源、家庭用電気製品の定電圧電源などの用途に向ける。
バッテリー電圧で機器の動作切り替え
S-1740/S-1741シリーズは、パワーモニター端子を搭載したことで、分割したバッテリー電圧(2分の1か3分の1)をアナログ値として出力する。これにより、これまで外付けの抵抗で分圧してから入力していたマイコンのADC端子に、電圧を直接入力できる。出力はイネーブル端子でオン/オフの切り替えができ、電圧を間欠動作で監視することも可能だ。
さらに、アナログ出力のため、マイコン側でバッテリー電圧に対する複数の閾値を設定できる。従来使用していた分圧抵抗やFETが必要なく、機器の小型化にも対応できる。
動作時消費電流は、LDOレギュレーター部が0.35μA、パワーモニター部が0.15μA。出力電圧は1.0〜3.5V間で0.05Vステップで選択できる。パッケージは1.2×1.2×0.4mmのHSNT-6Aを採用し、基板面積が限られたウェアラブル機器にも対応するという。標準的な2.9×2.8×1.3mmのSOT-23-5パッケージもそろえている。
S-1740/S-1741シリーズは、2016年3月にサンプル出荷を開始する予定である。
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