ニュース
ノイズと発熱を大幅に低減した基板型AC-DC電源:ニプロン UZP-120 Series
ニプロンは、ノイズと発熱を限りなくゼロに近づけた基板型AC-DCスイッチング電源を開発したと発表した。外部にノイズフィルターを設置する必要がなく、コストと工数を削減できるという。
ニプロンは2016年1月、小型で高機能の基板型AC-DCスイッチング電源UZPシリーズから、限りなくノイズと発熱をゼロに近づけた「UZP-120 Series」を開発したと発表した。62×24×155mmと小型設計ながら、連続120W、ピーク200Wの性能を持ち、最大94%の高効率設計により発熱量を大幅に低減し、長寿命化している。
外部ノイズフィルター不要
UZP-120 Seriesは、漏えい電流値を0.12mA(AC200V時)まで低減しつつ、雑音端子電圧は電源単体で電磁波ノイズに関する規格「VCCI」ではClassBに対応している。外部にノイズフィルターを設置する必要がなく、コストと工数を削減できる。周囲温度40℃まで、定格100%で出力可能だ。
オプション用コネクター付きのJB0/JBHタイプは、コンデンサーパック、バッテリーパックなどによる停電や瞬停(しゅんてい)の対策ができるという。また、医療規格取得モデルとして、mUZP-120シリーズとmUZPT-120をラインアップしている。
標準価格は6800〜7300円、同社Webでの販売価格は4760〜5110円(税別)である。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- パワーモニター端子付きLDOレギュレーター
エスアイアイ・セミコンダクタは2016年1月、ウェアラブル機器向けのパワーモニター端子付きLDOレギュレーター「S-1740/S-1741」シリーズを開発したと発表した。 - 双方向動作の高電圧昇圧コンデンサチャージャー
リニアテクノロジーは、システムバックアップのため、自動的に降圧レギュレータに切り替わる双方向動作の高電圧昇圧コンデンサチャージャー「LTC3643」を発売した。 - スイッチング周波数2.1MHzの車載LEDドライバ
サイプレス セミコンダクタは2016年1月、車載向けLEDドライバ「S6BL111A」を発表した。 - 複数の電圧レギュレータを集積した電源制御用IC
STマイクロエレクトロニクスは、車載グレードに対応した電源制御用ICの新シリーズを発表した。シリーズ最初の製品「L5963」は、単一の小型パッケージに3個の電圧レギュレータを搭載している。