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東芝、2画面の合成/分離を可能にする車載向けICフレームメモリ内蔵で

東芝セミコンダクター&ストレージ社は、高解像度パネルに対応した車載向け2画面映像処理IC「TC90195XBG」を開発した。フレームメモリ内蔵により、2画面の合成/分離を実現している。

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画質補正回路も内蔵


2画面映像処理IC「TC90195XBG」 (クリックで拡大) 出典:東芝セミコンダクター&ストレージ社

 東芝セミコンダクター&ストレージ社は2016年3月、高解像度パネルに対応した車載向け2画面映像処理IC「TC90195XBG」を開発したと発表した。

 近年、カーナビゲーションシステムに加え、ドライバーサポートのための情報表示など、車内で使用される液晶パネルの大型化に伴い高解像度化が進んでいく傾向にある。同社の従来製品が表示できるパネルの最大解像度は、WVGAサイズ(800×480画素)だった。TC90195XBGでは、WXGA+サイズ(1920×720画素)への表示を可能にしたという。

 また、フレームメモリを内蔵し、対応するLVDS(Low Voltage Differential Signaling)および、LVTTL(Low Voltage Transistor Transistor Logic)の信号を1画面に合成しWXGA+パネルへ表示できる。入力信号を2分割して2枚のパネルへ同時に表示することも可能だ(LVDS:1280×720画素、LVTTL:800×480画素など)。低解像度の映像を高解像度パネルに表示するための画質補正回路も内蔵した。

 TC90195XBGは、2016年5月の量産開始を予定している。

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