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内部変調帯域幅を2GHzまで拡張したジェネレーター:ローデ・シュワルツ R&S SMW200A
ローデ・シュワルツ・ジャパンは、内部変調帯域幅を2GHzまで拡張したシグナルベクトルジェネレーター「R&S SMW200A」の新モデルを発売した。ワンボックスでLTEや広帯域5G信号を生成する。
ローデ・シュワルツ・ジャパンは2016年5月、シグナルベクトルジェネレーター「R&S SMW200A」の新モデルを販売開始した。内部変調帯域幅を2GHzまで拡張したワンボックスソリューションで、各ポートの出力周波数を3GHz、6GHz、12.75GHz、20GHz、31.8GHz、40GHzから選択できるため、目的に沿ったより柔軟な構成が可能になる。
オプション使用で5G候補波形を生成可能
同製品と「R&S SMW-K114」(5Gキャンディデートオプション)を使用すると、帯域幅最大2GHzで、5GのFBMC、UFMC、GFDM、f-OFDMのような候補波形を生成できるという。複雑な系を組まずにワンボックスでLTEや広帯域5G信号を生成でき、5Gの候補波形の分析やモデル化、共存テストなどのテストができる。
また、「R&S SMW-K141」オプションでは、IEEE802.11ad規格で定められる2GHzのバンド幅を有し、シンボルレート1.76Gシンボル/秒の信号を生成できる。2GHzのRF変調帯域幅により、広帯域FMCW信号や、シミュレーションシナリオの生成が可能だ。
同社は、R&S Pulse Sequencerソフトウェアを使用すると、任意のパルスパターンの生成に加え、アンテナパターンや複数の信号成分のシミュレートを含むレーダーシステムのテストに必要な信号を簡単に作成できるとしている。
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