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最高175℃で動作する同期整流式降圧レギュレーターリニアテクノロジー LT8610AX

リニアテクノロジーは、42V/3.5A同期整流式降圧スイッチングレギュレーター「LT8610AX」を発表した。最高175℃の周囲温度で動作し、175℃で90%以上の高効率動作を可能にしている。

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±2%のレファレンス精度

 リニアテクノロジーは2016年6月、最高175℃の周囲温度で動作する、42V/3.5A(IOUT)同期整流式降圧スイッチングレギュレーター「LT8610AX」を発表した。入力電圧範囲は3.7〜42Vで、5〜40Vの電源を使用するダウンホール掘削機などの高温アプリケーションなどに対応できる。

 LT8610AXは、高効率のトップとボトムを内蔵したパワースイッチ、昇圧ダイオード、発振器、制御回路、ロジック回路を1チップに集積。これにより、高温時に問題となる、外付けのショットキーダイオードを不要にした。また、サーマルシャットダウン機能を搭載していないため、高温環境に適しているという。


同期整流式降圧スイッチングレギュレーター「LT8610AX」

 電気的パラメータは175℃で全数テストされ、−40℃〜175℃のレファレンス精度は±2%を達成している。周囲温度175℃で、12V入力から3.3V/0.5A出力への変換で91%、5V/0.5A出力への変換では92%という高効率の同期動作を可能にした。低リップルのBurst Mode動作により、無負荷のスタンバイ状態での電流を3.5μA未満に抑えた。

 パッケージは16ピンMSOPで、1000個購入時の参考価格は125米ドルからとなる。

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