ニュース
自由度の高い伝送が可能な高速伝送用コネクター:日本航空電子工業 RP04シリーズ
日本航空電子工業は2016年9月、高速伝送用コネクター「RP04」シリーズの販売を開始した。電気的接続の取り扱いやすさと光伝送の高速/長尺伝送/耐ノイズ性のメリットを融合させている。
長尺伝送も可能
日本航空電子工業は2016年9月、高速伝送用コネクター「RP04」シリーズの販売を開始した。RP04シリーズは、電気的接続の取り扱いやすさと光伝送の高速/長尺伝送/耐ノイズ性のメリットを融合している。1本のハイブリッドケーブルで高速伝送、低速信号、電源供給ができ、自由度の高い伝送が可能だ。光による高速伝送は、最大4ラインで伝送速度は1ラインあたり10Gビット/秒。メタルによる低速信号は、最大6ラインとなっている。
また、基板実装面積の省スペース化を図るためにレセプタクルコネクターを小型化。プラグは、レセプタクルコネクター兼用のフリクションロックタイプとメカニカルロックタイプの、2種類が用意され、ニーズに合わせて選択できるという。
RP04シリーズは、ヘッドマウントディスプレイなどのウェアラブル機器、IoT(モノのインターネット)機器、高精細・高解像度画像を扱う医療機器などに活用できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 雌雄同形のコネクター、コスト低減に貢献へ
日本モレックスは、家電や照明機器など低電流の中継接続用途向け「Ditto電線対電線用コネクター」を発表した。雌、雄の区別がない相互接続システムのため、1種類のコネクターで相互接続ができる。 - 高速差動伝送に対応した0.5mmピッチコネクター
ケルは、0.5mmピッチFFC対応2ピースコネクター「TMC02E/41Eシリーズ」を発売する。FFCワンアクション挿入構造を採用し、FFCをコネクターに挿入するだけでケーブルアセンブリができる。 - 0.35mmピッチ、嵌合高さ0.6mmのコネクター
京セラコネクタプロダクツは、極間隔0.35mmピッチ、嵌合高さ0.6mmの基板対基板用コネクター「5861」シリーズを発表した。両端の金具は定格電流5A/金具で、大電流通電を可能にした。 - 基板投影面積「業界最小」0.4mmピッチコネクター
富士通コンポーネントは、端子ピッチ0.4mmのフローティングコネクター「FCN-290形」を開発した。フローティング量はXY方向±0.5mmを保証している。