ニュース
全体に均一な照射が可能な虹彩認証向け赤外LED:オスラム SFH4796S
オスラム オプトセミコンダクターズは、生体認証セキュリティ用赤外LED「SFH4796S」を発表した。内部リフレクタと内蔵レンズによって顔を均一に照射し、顔の特徴を検知する。
波長850nmで顔を照射
オスラム オプトセミコンダクターズは2017年2月、赤外光で顔を均一に照射して特徴を捉える、生体認証セキュリティ用赤外LED「SFH4796S」を発表した。
顔認証には、顔の特徴を検知するために高品質な画像が必要となる。同社は、従来の赤外LED「Oslux」をベースにSFH4796Sを開発した。顔認証システムに適した±40°の放射角を持ち、内部リフレクタと内蔵レンズを調整して顔への均一な照射を可能にしている。
1A時の光出力は800mWで、顔認証に適した照射ができる。550mW/srの放射強度と850nmの波長で照射するが、弱い赤色で認識するため、まぶしさを感じないという。コンポーネントの高さは1.4mmで、フットプリントのサイズは3.5×3.5mm2となる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- PWM制御ICで高電圧からLEDを駆動する
LED電流を一定に保ちたい場合、幅広い電圧範囲の直流電源でLEDを直接駆動することは難しい。通常は、電圧レギュレーター回路が必要だが、かなりの電力が消費されてしまう。LEDの駆動に特化した専用ICも多く存在するが、比較的低い電圧を昇圧してLEDを駆動するものがほとんどだ。今回はPWMコントローラーICで、高電圧入力から定電流を発生させてLEDを駆動する回路を紹介しよう。 - 1.8×1.6mmのリフレクター付き高輝度3色LED
ロームは2016年11月、民生機器向けに、リフレクター付き高輝度3色LED「MSL0402RGBU」を開発した。1.8×1.6mmと小型サイズのため、高輝度のドットマトリクス光源の形成を可能にした。 - 液晶テレビを低電力化する新たなLED駆動方式
世界規模で省エネ化が迫られる中、テレビも当然ながらエネルギー効率を高めなければならない。低消費電力で高画質な有機ELテレビの登場に期待する声も多いが、液晶テレビのバックライト駆動方式を見直すことで、有機ELテレビと同等の消費電力、画質を低価格で実現できる可能性もある。本稿では、将来のエネルギー効率規制を達成することも見据えて、液晶テレビの消費電力低減を実現する新たなLEDバックライト駆動技術を紹介する。 - 低待機電力のデジタル制御LED照明用電源IC
インフィニオンテクノロジーズは、低待機電力のデジタル処理LED照明用電源IC「XDPL8220」を製品化した。安定した出力を保証することで、新しいフリッカー規格に簡単に対応するという。