悲鳴を上げて壊れたプリンタを修理【分解編】:Wired, Weird(1/2 ページ)
長年、愛用してきた多機能プリンタが先日、「キャー」という悲鳴のような音を出して、動かなくなってしまった。代替品が届くまでの間をしのごうと、修理に挑戦してみた。
1度は印刷できたが、写真を印刷すると……
10年近く愛用していたプリンタ「PX-A620」(エプソン製)が壊れて動作しなくなった。壊れる前にプリンタから「キャー」という悲鳴のような音が聞こえて嫌な予感がしたものの、正常に印刷されたA4のコピー用紙が出てきた。「良かった」と胸をなで下ろし、次に孫の写真をプリントするため厚手の写真用紙に印刷しようとすると、またも「キャー」との悲鳴が……。今度は印刷が止まってしまい、操作パネルの赤色LEDが全点灯してしまった。プリンタを開いて印刷部を確認したら、タイミングベルトが切れていた。
これは困った。プリンタがないと修理の報告書が出せなくなる。
早速、オークションで同じ型名の安いプリンタを落札した。とはいえ、手配したプリンタが手元に届くまで少し時間がかかるので、できるかどうか分からないがプリンタの修理を手がけてみた。
今回はプリンタ修理の経緯を報告する。自宅で使用しているプリンタの外観写真を図1に示す。
プリンタはPCデスクの一番上に置いているが、印刷時は左右方向の振動が大きいのでPCデスクを物置に固定して、プリンタの振動を抑えて使っている。このプリンタは印字速度こそ少し遅いが、印刷だけでなくスキャナーやコピー機としても使えるので非常に重宝している。2007年に買ったので、そろそろ使用期間は10年目になる。5年前には印字できなくなり、インクを何回も交換したが直らないというトラブルに見舞われた。その時は、インクジェットに何か原因があったようで、インクジェットの下のスポンジを取り外し洗浄したら正常に印字できるようになった。
このプリンタは長年使って愛着がある。しかもインクカートリッジは4セットも残っており、何とか動かしたい。
図2にプリンタの構成が分かりやすい写真を示す。
図2でプリンタは5つの部分で構成される。上から読み取り部(以下、スキャナー)のカバー、中央はスキャナー部、左側は操作部、下側は本体になり、背面には印刷する紙の設置場所がある。このプリンタは印刷だけでなくコピー機やスキャナーの機能を持った優れものだ。さて、そろそろプリンタの修理に入ろう。
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