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車載規格準拠のBluetooth 5対応ワイヤレスMCUNXP Kinetics KW35/同36ファミリー

NXPセミコンダクターズは、車載規格に準拠したBluetooth 5対応ワイヤレスマイクロコントローラ(MCU)「Kinetics KW35/同36」ファミリーを発表した。車の開錠や鍵のリモートシェアリングなどの機能が、スマートフォンによって制御可能になる。

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車載LAN規格「CAN FD」を統合

 NXPセミコンダクターズは2017年11月、車載規格に準拠したBluetooth 5対応ワイヤレスマイクロコントローラ(MCU)「Kinetics KW35/同36」ファミリーを発表した。Bluetooth 5に対応したことで、車の開錠や鍵のリモートシェアリング、シートポジション、温度、インフォテインメント設定のパーソナル化、車内外照明など、さまざまな機能がスマートフォンによって制御可能になる。


Bluetooth 5対応ワイヤレスMCU「Kinetics KW35/同36」ファミリーの機能構成図

 Kinetics KW35/同36ファミリーは、スマートフォンと車両間のコネクティビティ向けのハードウェアおよびソフトウェア機能を搭載している。I2C、SPI、LP-UART/LINに加え、KW36では次世代CANバス規格「CAN FD」を集積し、自動車内通信ネットワークへの容易な統合を可能にした。また、Bluetooth 5を介して、権限を持つユーザーによる最大8つの並行接続が行える。

 AEC-Q100 Grade 2の温度範囲に準拠する他、低消費電力によりバッテリー駆動時間を延長する。現在サンプル出荷中で、量産開始は2018年第2四半期の予定。6mm角のQFNパッケージで提供される。同社では、Kinetis KW35/同36 MCU向けの開発ボード「FRDM-KW36」も提供している。

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