高速データが転送可能なメザニンコネクター:日本モレックス SEARAYシリーズ
日本モレックスは、高速データ転送が可能な、低背型メザニンコネクターファミリー「SEARAY」および「SEARAY Slim」を発表した。コンパクトながら最大12.5Gビット/秒(Gbps)の高速データ転送を実現する。
堅牢なコネクター設計
日本モレックスは2018年4月、高速データ転送が可能な、低背型メザニンコネクターファミリー「SEARAY」「SEARAY Slim」を発表した。小型で基板占有面積を削減しつつ、最大12.5Gビット/秒(Gbps)の高速データ転送を可能にした。
SEARAYおよびSEARAY Slimは、シュラウド付きの端子ハウジングによって座屈を防止し、嵌合(かんごう)時の端子を保護する。また、コネクター両端にガイドピンを備え、正確な位置決めを可能にした。誤嵌合を防止し、ブラインド嵌合にも対応可能だ。
嵌合高さは7〜17mmを用意。SEARAYでは90〜500の、SEARAY Slimでは40〜200の極数オプションが利用でき、ロープロファイルのアプリケーションにおいて、高速ディファレンシャルおよびシングルエンド性能を提供する。
さらに、独自の基板実装法により、強固なはんだ接合が可能だ。加えて、コネクターの接合に必要なはんだ付けプロセスが1回で済む。
SEARAY Slimは、本体幅をスリムに設計。エアフローの改善により、高速データ転送で発生しやすい熱を管理できる。
ハイエンドやミドルレンジサーバなどのデータおよびコンピューティング用途、レーダーや形状測定装置などの防衛用途、データ処理や画像処理機器、スキャナーなどの医療機器用途、ルーターやスイッチなどのネットワークおよびテレコミュニケーション用途に適している。
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