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4K、8K用12G-SDI対応のBNC同軸コネクター日本航空電子工業 BNC0シリーズ

日本航空電子工業は、BNC同軸コネクター「BNC0」シリーズを発売した。一般的なFR-4基板においても、12G-SDI規格に対して十分な電気特性を確保する。ボディーの小型化により高密度実装が可能で、シェル端子に予備はんだを施すなど、実装性も高めた。

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十分な電気特性と優れた実装性

 日本航空電子工業は2018年4月、BNC同軸コネクター「BNC0」シリーズを発売した。放送機器や計測機器、ネットワークカメラ、医療機器などへの用途を見込む。


BNC型基板用コネクター「BNC0」シリーズ

 BNC0シリーズは、4K、8K放送用機器の接続向けとしてSMPTE/ITU(SMPTE-ST-2081-1、2082-1)で規格化されている12G-SDIに準拠。一般的なFR-4基板においても、十分な電気特性を確保している。

 従来シリーズと同形状ながら、ニッケルバリアではんだが過剰に吸い上がるのを防止する。これにより、コネクター内部の特性インピーダンス低下を防ぎ、高周波特性のバラつきを低減する。極数は1、特性インピーダンスは75Ω、定格電圧(AC)250Vrms、定格電流(DC)1Aとなっている。

 取り付け方向はライトアングル。嵌合(かんごう)ロック機構はバヨネットロック方式で、挿抜寿命5000回を保証する。適用基盤は1.6mm厚、スルーホール実装により取り付ける。使用温度範囲は−40〜85℃だ。

 同シリーズは、実装時の熱変形を考慮し、インシュレーターに耐熱性樹脂を採用している。また、パネル背面側のコネクターボディーを小型化したことで、隣接間ピッチが最小16mmと高密度実装が可能になった。4カ所のシェル端子には、予備はんだを施してはんだぬれ性を向上。パネル前面からM2.6の汎用ねじでの固定に対応する。

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