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高振動対応の車載用パワーチョークコイルパナソニック PCC-M1050MS

パナソニックは、高振動対応の面実装タイプ車載用パワーチョークコイル「PCC-M1050MS」の量産を開始した。50G以上の高振動に対応できる耐振動性能を持ち、車載ECUの電源回路などに適する。

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50G以上の耐振動性能

 パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は2018年4月、高振動対応の面実装タイプ車載用パワーチョークコイル「PCC-M1050MS」の量産を開始した。HEV、EV、ガソリン車などのDC-DCコンバーター回路、高機能車載ECU電源回路、機電一体型車載ECU回路などに適する。2018年度中にラインアップを拡大する予定だ。


高耐振動対応の車載用パワーチョークコイル「PCC-M1050MS」

 独自のメタルコンポジット材料と巻線成型技術を採用し、自己共振周波数を従来品の2000Hz近傍から3000Hz以上とした。これにより、50G以上の高振動に対応できる耐振動性能を備えた。

 端子の引き出し位置高さは従来品の2分の1のため、基板実装工程における耐振動の補強が不要。工程の合理化に貢献する。


従来品と「PCC-M1050MSの」の構造比較

 サイズは10.9×10.0mm、定格電流は27Aと大電流に対応。150℃で2000時間の耐熱性を持ち、車載ECUのエンジンを直載化できる。

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