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スマートホームプラットフォームの新製品シリコン・ラボ Z-Wave 700

シリコン・ラボラトリーズは、スマートホームプラットフォームの新製品「Z-Wave 700」を発表した。広範なRF性能に加え、優れたエネルギー効率やセキュリティ性により、設計から物流までスマートホーム製品の開発を支援する。

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 シリコン・ラボラトリーズは2018年12月、スマートホームプラットフォームの新製品「Z-Wave 700」を発表した。量産は2019年1〜3月を予定している。

 Z-Waveは、ITU(国際電気通信連合)標準の無線スマートホーム技術の1つで、相互接続可能な製品が世界中で提供されている。同社は同年4月にZ-Wave事業を買収しており、今回発表のZ-Wave 700は、Z-Wave事業と無線機能搭載マイコン「Wireless Gecko」プラットフォームを統合したものだ。Wireless Geckoプラットフォームを活用することで、より短期間、低コストでスマートホーム製品を開発できる。

設計から物流までスマートホーム製品の開発を支援

 Z-Wave 700は、Z-Waveのコア機能を基盤とし、何千台ものデバイスとの相互運用が可能だ。また、Armプロセッサベースのプラットフォームと大型のオンチップメモリにより、エッジでのインテリジェンスが向上する。サーバ管理者用ツールSmartStartを採用しており、Z-Waveネットワークを自動的に構築して設定できる。

 RF性能の向上によって、敷地内全体や高層住宅の全階層までと利用範囲が拡大。エネルギー効率にも優れ、1個のコイン型電池でセンサーが10年間動作する。さらに、内蔵のSecurity2(S2)によって、クラス最高のセキュリティ性能を誇る。

 地域別のSAWフィルターや外部メモリを必要としないため、BOMコストが削減し、在庫管理や物流がシンプルになる。その結果、スマートホーム製品をグローバル規模で迅速に開発できる。

 同社では、開発用ツールを各種提供しており、開発設計者は、低コストの開発用キットやエネルギープロファイラーツール、認定済みの参照コードが指定された既製のゲートウェイソフトウェアを利用できる。これにより、試作品の作成から最終製品までの開発時間が大幅に削減する。

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