ニュース
バッテリー寿命を延長するリアルタイムクロック:マキシム MAX31341B
Maxim Integrated Productsは、消費電力を抑える小型のnanoPowerリアルタイムクロック「MAX31341B」を発表した。180nA以下で動作し、バッテリー寿命の延長が可能できる。
Maxim Integrated Products(マキシム インテグレーテッド プロダクツ)は2019年7月、消費電力を抑えた小型のnanoPowerリアルタイムクロック(RTC)「MAX31341B」を発表した。単価は1000個以上購入時で0.70米ドル、評価キット「MAX31341EVKIT」の単価は100米ドルだ。
180nA以下で動作、バッテリー寿命を延長
MAX31341Bは、独自のパワーマネジメント回路を使って設計。スリープ中もマイクロコントローラーをシャットダウンして電力を温存し、バッテリー寿命を延長できる。
競合製品よりも35%以上小型化した2×1.5mmの超小型ウエハーレベルパッケージで供給。スペースに制約のあるウェアラブル、医療用モニター、ポイントオブセール機器、ポータブル端末などにおいて、マイクロコントローラーからタイムキーピングの負担を除去する。
180nA以下で動作し、バッテリーバックアップモードでリチウムイオン電池を10年以上持続させる。また、−40〜+85℃の範囲で、最大100ppmの高精度タイムキーピングが可能だ。発振ロードキャップ、トリクルチャージャー、パワーマネジメント、64バイトRAMなどの機能を内蔵し、外付け回路およびシステム全体を最小化できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- PWM除去機能搭載の双方向電流検出アンプ
Maxim Integrated Productsは、パルス幅変調除去機能を備えた双方向電流検出アンプ「MAX40056」を発表した。PWMスルーレート500V/マイクロ秒以上を除去し、500ナノ秒以内のセトリング時間で精度0.3%のフルスケール巻線電流測定を実行する。 - デュアルドライバIO-Linkトランシーバーを発表
Maxim Integrated Productsは、DC-DCレギュレーターとサージ保護機能を内蔵する、デュアルドライバIO-Linkデバイストランシーバー「MAX22513」を発表した。最小パッケージで高い電力効率を可能にし、堅牢性に優れる。 - 車載カメラ用4チャンネルパワーマネジメントIC
Maxim Integrated Productsは、4つの電源を内蔵した、車載カメラモジュール用の超小型4チャンネルパワーマネジメントIC「MAX20049」を発表した。2つの低ドロップアウトレギュレーターを内蔵している。 - 3A充電の高集積USB-Cバックチャージャー
Maxim Integrated Productsは、他社競合製品より30%小型化した、USB Type-C(USB-C)バックチャージャー「MAX77860」を発表した。USB-Cコンフィギュレーションチャンネル(CC)ポート検出機能などを3.9×4.0mmのパッケージに集積している。 - IoTデータ保護用高集積セキュリティ監視IC
Maxim Integrated Productsは、IoT機器の機密データを保護する、高集積セキュリティ監視IC「MAX36010」「MAX36011」を発表した。高度なセキュリティ機構により、開発の全段階で堅固な改ざん検出、暗号、セキュアストレージを容易に実装できる。 - 高電圧向けバックコンバーターとコントローラー
Maxim Integrated Productsは、小型の高電圧車載電源用バックコンバーター「MAX20004」「MAX20006」「MAX20008」と同期整流バックコントローラー「MAX20098」「MAX20034」を発表した。