タピオカストローでレーザーポインターを作る:Wired, Weird(1/2 ページ)
今回は100円ショップで販売されているタピオカストローを使ったレーザーポインターの作り方を紹介する。
以前、乾電池1個と部品2個のアップコンバーターで「レーザーポインター」を作る方法を紹介した(参考記事:材料費は約50円! 部品からレーザーポインターを組み立ててみた)。このレーザーポインターは、初心者の電子工作に最適の題材ではあるのだが、もっと簡単に作る方法を探してみた。そして、試行錯誤の結果、タピオカストローを使えば、より簡単、確実に作れることが分かった。そこで、今回は100円ショップで販売されているタピオカストローを使ったレーザーポインターの作り方を紹介する。まずは出来上がったレーザーポインターを図1に示す。
図1の外側の赤や緑のケースはタピオカストローを65mmの長さに切ったものだ。内部には単4乾電池、基板とレーザーダイオードが収まっている。スイッチは銅線を丸め乾電池のマイナス側に置いてあり、この部分を軽く押せばレーザーポインターが点灯する仕組みだ。
製作に必要な部品の写真を図2に示す。
図2の部品を説明する。上から長さを65mmに切ったタピオカストロー、次は約70×0.55mmの銅線、レーザーダイオード、20μHのコイル、LED駆動IC「YX8115」と角を切った5mm角のユニバーサル基板、単4乾電池、最後は幅40mm程度の両面テープだ。
順を追って作り方を説明しよう。まずは少し面倒な基板の組み立てだ。図3に示す。
YH8115の3本の足を曲げ、中央のリードとコイルのリードを基板の同じ穴に入れて後ろ側に曲げる。YH8115の左右のリードを基板の2つのランドにハンダ付けする。次はレーザーダイオードのリードを加工する。図4に示す。
レーザーダイオードは熱に弱いので直接ハンダ付けすると壊れやすい。このため配線を10mm程度の長さに切って先端を2mmほどむく。IC YX8155の右端子は電池のマイナスに接続され、青のリードをハンダ付けする。左端子には約5Vのパルス電圧が発生するので、赤のリードをハンダ付けする。なお赤のリードをコイル側に向ければ接触しても問題ない。
電池のプラス端子はYX8115の中央の端子に接続するため基板の反対側に丸める。図5に示す。
これで面倒な基板の製作は終わりだ。
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