連載
タピオカストローでレーザーポインターを作る:Wired, Weird(2/2 ページ)
今回は100円ショップで販売されているタピオカストローを使ったレーザーポインターの作り方を紹介する。
タピオカストローに基板を格納
次はレーザーダイオードをタピオカストローに両面テープで接着し、配線を電池につなげば完了だ。マイナス端子に接続する70mmの銅線をハンダ付けし、両面テープを縦に半分に切ってレーザーダイオードに巻く。図6に示す。
図6で基板の右側に丸めたリードは単4乾電池のプラス端子に接続され、伸ばした銅線をマイナス端子に接続させる。基板と電池をタピオカストローに入れた写真を図7に示す。
図7で単4乾電池を押し込んで、右側の外に見える銅線丸めてバネ状に加工する。先端部とスイッチ部の写真を図8に示す。
図8左側は両面テープと一緒にレーザーダイオードをタピオカストローに押し込んだ。図8右側で丸めた銅線のバネを軽く押して電池のマイナス端子に接触させれば、レーザーポインターは点灯する。
所要時間10分程度、電子工作初心者にオススメ
初めて作る場合は製作に10分程度の時間はかかるが初心者向けの電子工作には最適だろう。
レーザーポインターやタピオカという言葉は若い人にも広く浸透しており、電子工作には無関心な人でも興味を持ってくれると思う。
部品代はまとめて購入すれば一式で50円程度だ。電池は使用済みで1V程度の電池でも十分使える。曲げた銅線を伸ばせば電池交換も簡単にできる。またレーザーダイオードの代わりに白色LEDを使えば超小型のLEDライトにもなる。
ぜひ、タピオカストローを使ったレーザーポインターの製作にチャレンジし、電子工作を楽しんでほしい。
《次の記事を読む》
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 材料費は約50円! 部品からレーザーポインターを組み立ててみた
部品から自ら調達し、材料費50円程度のレーザーポインターを作ってみた。今回はこのレーザーポインター制作の様子を紹介しよう。 - 激安レーザーダイオードでレーザーポインターを作ってみた
今回は安価なレーザーダイオードを使ったレーザーポインターを作ってみたので、その作り方を紹介する。 - “アナログ・プレゼンタイマー”の製作
今回は、オリジナル回路「シリアルオシレーター」と「シリアルタイマー」を組み合わせたプレゼンタイマーの作り方を紹介しよう。トランジスタの動作を理解するためにも良い回路であり、これから電子回路を学ぶ読者にオススメだ。 - 闇夜の心強い味方“ココライト”の作り方
今回は、周囲が暗くなると数秒に1回、優しく光るオリジナルライト“ココライト”の仕組みと作り方を紹介する。暗闇でもあると安心なこのライト。ご両親などへのプレゼントにも最適です。 - LED照明のリスク
LED照明はよいことばかりではない。これまでの照明にはなかった落とし穴が幾つかある。例えば、発光タイミングの問題や発熱が少ないことによる問題、力率の問題だ。低力率に対応するには、LEDの電源回路に工夫が必要だ。 - 連動しないインターフォンをつなぐ回路を考えた
自宅に2台のインターフォンがあるのだが、1台は玄関の呼び出しスイッチを押しても鳴らない。不便なので、2台とも呼び出しスイッチの音が鳴るように、連動させる回路を試行錯誤を繰り返し、作ってみたので紹介する。