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電力計の測定事例と校正電力計の基礎知識(3)(3/4 ページ)

電力計の基礎知識を解説する連載3回目。最終回の今回は、「電力計の測定事例」「電力計の校正」について説明する。

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電源高調波の規格試験

 IEC規格で定められた低周波EMC測定の試験には、機器から発生する電源高調波を測定する項目がある。この試験ではIEC規格が定める条件を満たした交流電源装置と電力計が使われる。 電源高調波測定はCEマークを取得するためには必要な試験である。


図5:16A以下の機器を対象としたシステム構成例(単相試験)

 交流電源装置と電力計を制御して、自動的にIEC規格に適合した電源高調波試験を行い、報告書まで作成できるPCソフトを提供している電力計メーカーや電源メーカーがある。


図6:高調波/フリッカ測定ソフトウェア(電源コントロール機能付)(761921-S1) 提供:横河計測

お役立ち情報

 低周波EMC試験には、測定対象機器のノイズへの耐性を評価するイミュニティ試験と、測定対象機器が発生するノイズを評価するエミッション試験がある。これらについて詳細に解説した資料はエヌエフ回路設計ブロックから冊子として発行され、規格の更新に追従するために毎年改訂されている。

 この資料が必要な場合は、このHPに記載内容や入手方法が掲載されている。


待機電力の規格試験

 待機電力の測定も、IEC規格で測定方法が規定されている。この試験にはIEC規格が定める条件を満たした電力計が必要となる。待機電力を測定環境は、下記の通りである。


図8:待機電力測定環境

 一般に待機電力は小さいため、電力計の電圧センサーが消費する電力が待機電力に含まれないように配線する必要がある。交流電源装置と測定対象の間にある接続ボックスは、下図の配線の切り替えができる。待機電力測定時には「消費電流が比較的小さい場合」を選ぶ。


図9:電力測定器の計器損失の影響を小さくする結線方法

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