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複数のPFで使用できるカードエッジ用コネクター:モレックス Sliver Edge-Cardコネクター
日本モレックスは、複数のプラットフォームで使用できるカードエッジ用「Sliver Edge-Cardコネクター」を発表した。各種の業界コンソーシアムに認知された性能を備え、メモリやストレージ、アクセサリーカード、直交ダイレクトなどの構成に適合する。
日本モレックスは2020年6月、複数のプラットフォームで使用できるカードエッジ用途の「Sliver Edge-Cardコネクター」を発表した。
0.60mmピッチの小型カードエッジ向けコネクターで、PCIe Gen4-5のデータレートに対応しており、最大56Gビット/秒のデータレート拡張が可能だ。メモリやストレージ、アクセサリーカード、直交ダイレクトなどの構成に適合し、その性能は、SFF-TA-1002、JEDEC、Open Compute Project(OCP 3.0)、Gen-Zなど各種業界コンソーシアムに認知されている。
通信、スマート機器用途に最適
極数は56〜280極で、最大定格電流は1.1Aとなっている。通信ネットワーキングでのサーバやシャシー、スマートフォンやスマートデバイスでのAR(拡張現実)、VR(仮想現実)用途、IoT(モノのインターネット)デバイスなどに適している。
今回リリースしたのはストレートとストラドルマウントタイプ。同社では今後、ライトアングル、直交ダイレクトタイプ、電線対基板用として拡張できるケーブルアセンブリの開発も検討している。
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