5Gなど各種通信方式に対応する外付けアンテナ:日本モレックス 213523シリーズ、214429シリーズほか
日本モレックスは、5G、LTE、Wi-Fi、Bluetoothに対応した外付けアンテナ6製品を発表した。小型デバイスに搭載しやすいサイズで、IoTやさまざまなワイヤレスネットワーキングでの利用を見込む。
日本モレックスは2020年3月、5G(第5世代移動通信)、LTE、Wi-Fi、Bluetoothに対応した外付けアンテナ6製品を発表した。小型デバイスに搭載しやすいサイズで、IoT(モノのインターネット)をはじめ、さまざまなワイヤレスネットワーキングでの利用を見込む。
ストレートモードと折り畳みモードを備えた小型設計
5G向けには「214429」シリーズ、LTE向けには「213523」シリーズを用意する。高い効率とピークゲインが特徴で、GSM、CDMA、UMTS、LTE、5G NRなど多くの携帯電話の周波数帯をサポートする。嵌合方式はSMA-JとRP-SMA-Jに対応し、どちらも垂直面で90度、SMA-Jは水平面で180度回転が可能だ。アンテナサイズは、ストレートモードが171.50×19.40mm、折り畳みモードは151.00×19.40mmとなる。
Wi-Fi、Bluetooth向けは、Wi-Fiシングル(2.4GHz)およびデュアルバンド(2.4GHz、5.0GHz)、Bluetoothに対応した4製品をそろえる。デュアルバンドアンテナは、最大5.3dBiのピークゲインと80%の効率を備えている。嵌合方式はSMA-J、RP-SMA-J、I-PEXに対応し、SMA-JとRP-SMA-Jは垂直面で90度、SMA-Jは水平面で180度回転する。アンテナサイズは、ストレートモードが108.40×9.35mm、折り畳みモードは87.80×9.35mmで、I-PEXタイプは104.00×9.40mmのストレートモードのみとなる。
セキュリティや監視、ホームオートメーション、ホームストリーミング、スマートアプライアンス、エネルギーおよびユーティリティーなどのコネクテッドホーム、ワイヤレスソリューション、インフラストラクチャなどのテレコミュニケーション、ネットワーキング、商用車のネットワーキングなど、さまざまな用途での利用を見込む。
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