50×4単極LXIマトリクスプラグインモジュール:ピカリング 65-218
ピカリング インターフェースは、50×4の単極LXIマトリクスプラグインモジュール「65-218」を発表した。LXIモジュラー型シャシー「65-200-002」と組み合わせることで、最大300×4のマトリクスサイズを構成できる。
ピカリング インターフェースは2022年1月、50×4の単極LXIマトリクスプラグインモジュール「65-218」を発表した。同社のLXIモジュラー型シャシー「65-200-002」を組み合わせることで、50×4刻みで最大300×4のマトリクスサイズを構成できる。
同モジュールは、400V「65-218-101」と750V「65-218-111」の2種を用意する。最大2A(スイッチングおよび許容)と60Wの最大スイッチング電力で、400Vもしくは750Vへのコールドスイッチングが可能だ。
400Vバージョンは、65-200の内部アナログバスを使用し、50×4マトリクスプラグインに接続することで大規模マトリクスを構成できる。750Vバージョンは、外付けケーブルを用いてマトリクスを拡張する。また、65-218のフロントパネル、コネクター、インタフェースは、高電圧9ピンあるいは50ピンDタイプコネクターで接続する。
構成やメンテナンスが容易
モジュラー型構成により、追加モジュールの取り付けが容易で、新たな構成を制御ソフトウェアが自動で検出する。フロントパネルを介してシャシーに挿入できるため、ユニットの構成やメンテナンスを容易に実施できる。
モジュールを1つ取り外す場合は、機能プラグインに外付けケーブルをつないだ状態で、その他のモジュールをテストシステムに残せる。
パス抵抗はプラグインパス当たり200mΩ未満に最小化した。熱オフセットは4μV未満(代表値)となっており、低信号レベルのアプリケーションにも対応する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- MIL規格対応PXI/PXIeマルチプレクサモジュール
ピカリング インターフェースは、MIL-STD-1553規格のテストに対応したPXI/PXIeマルチプレクサモジュール「40/42-739」を発表した。航空宇宙および軍用ATEシステム、ビデオ信号向けの75Ωスイッチングアプリケーションに適する。 - PXIe対応の3G〜67GHz RF/マイクロ波PXI製品
ピカリング インターフェースは、周波数範囲3G〜67GHzのPXI RF/マイクロ波スイッチングモジュールを、オプションのPXIeフォーマットでも提供開始する。PXI製品をPXIeでも使用したい場合、同社に連絡することでサポートを受けられる。 - 32チャンネルのPXI絶縁型熱電対シミュレーター
ピカリング インターフェースは、熱電対シミュレーション用モジュール「41-761」を発表した。1つのPXIスロットで最大32個の独立絶縁チャンネルに対応し、±20mV、±50mV、±100mVの電圧範囲をカバーする。 - バックプレーン速度が24Gバイト/秒のPXIeシャシー
キーサイト・テクノロジーは、最大24Gバイト/秒のバックプレーン速度を持つ「M9010A」、小型で低価格の「M9005A」、大型システム用の「M9018B」という3種類のPXIeシャシーを発表した。 - 1Gビット/秒の転送速度を持つSoCテストシステム
クロマは、IoT(モノのインターネット)市場とIC市場向けに各種半導体テストソリューションを発表した。最高1Gビット/秒のデータ転送速度を備えたSoC(Sytem on Chip)テストシステム「Chroma 3680」など、5製品をそろえた。 - バックプレーン速度が24Gバイト/秒のPXIeシャシー
キーサイト・テクノロジーは、最大24Gバイト/秒のバックプレーン速度を持つ「M9010A」、小型で低価格の「M9005A」、大型システム用の「M9018B」という3種類のPXIeシャシーを発表した。