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FA機器向け出力保持時間延長モジュールTDK ZBM-AC、DBM20、ZBM20

TDKは、出力保持時間延長モジュール「ZBM-AC」「DBM20」「ZBM20」を発表した。FA、ロボット、半導体製造装置、ビルオートメーション、通信機器など装置の安全稼働や安全停止、データ保存時間の確保に貢献する。

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 TDKは2022年1月、出力保持時間延長モジュール「ZBM-AC」「DBM20」「ZBM20」の3製品を開発したと発表した。TDK-Lambdaブランドから新しく「e-hold」製品群として展開し、同年2月からTDKラムダが受注を開始する。

 FA、ロボット、半導体製造装置、ビルオートメーション、通信機器などにおいて、装置の安全稼働や安全停止、データ保存時間の確保に貢献する。


「ZBM-AC」「DBM20」「ZBM20」 出所:TDK

出力保持時間は200ミリ秒

 ZBM-ACは同社専用電源の1次側、DBM20とZBM20は汎用電源の出力側に接続するタイプだ。いずれも、自然空冷式の小型モジュールで、装置の小型化に寄与するほか、並列接続によってさらに保持時間を延長できる。

 ZBM-ACは、入力電圧上限が395VDC、出力保持時間は290W時で200ミリ秒とし、保持時間延長中も出力電圧の変動がない。充電時間は4秒で、動作周囲温度は−10〜+70℃だ。安全規格IEC62368-1、IEC/EN62477-1(過電圧カテゴリーIII)に対応する。

 ZBM20は、入力電圧12〜24VDCをラインアップし、出力保持時間は20A出力時で380ミリ秒。DBM20の入力電圧は24VDCで、保持時間は20A出力時で250ミリ秒だ。ZBM20、DBM20とも充電時間は40秒で、動作温度範囲は−25〜+70℃。安全規格IEC62368-1に対応し、DBM20はUL/cUL508の認証も取得している。

 ZBM-ACとZBM20は基板型タイプで、大きさはそれぞれ、54.0×42.0×170.0mm、85.0×57.0×175.0mm。DBM20はDINレール取り付け専用タイプで、大きさは49.0×123.6×115.4mmだ。

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