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Appleの紛失防止タグ「AirTag」を分解バラしてみよう!気になるテック製品(2/3 ページ)

ちょうど1年前の2021年4月、業界内で長らくうわさされていたAppleの紛失防止タグ「AirTag」が正式に発表された。筆者は今回、このAirTagを分解、精査した。

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本格的な分解

 さて、いよいよ内部に入っていこう。筐体の白とグレーの部分の間の継ぎ目に注目してほしい。ここが分解のための“入口”だ。iFixitは、側面を圧迫する万力を使用し、この継ぎ目にプラスチック製のピックを入れるのに十分な隙間を広げていたが、筆者はその代わりにタング&グルーブプライヤー(一般的にChannellockのブランド名で知られている)と、薄いマイナスドライバーを用いた。


タング&グルーブプライヤーで側面を圧迫し、筐体の白とグレーの部分の間の継ぎ目にマイナスドライバーを差し込んでいる[クリックで拡大]

どうにか開けることに成功した[クリックで拡大]

 さあ、内部をのぞいてみよう。


ようやく中身を見ていくことができる[クリックで拡大]

 これが読者が最も気になっているだろう部分のアップ画像だ。


AirTagの基板のアップ画像[クリックで拡大]

 中央の金属製の円(上部には乾燥した接着剤が付着しているが、消毒用アルコールを使って除去しようとしてもうまくいかなかった)は磁気を帯びており、それを取り囲むワイヤのコイルと結合し(より一般的にはAirTagのシャシーも含む)、スピーカーを形成している。Tile Mateに搭載されているようなピエゾトランスデューサーであれば、より小さく、より軽く、より低コストで済むはずだが、Appleはより良い音質を追求したようだ(もちろん、価格でそれを補っている)。上部の接着剤はともかく、AirTagを逆さまにすると、スピーカー用マグネットはすぐに外れた。


逆さまにすると、スピーカー用マグネットはすぐに外れた[クリックで拡大]

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