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光スペクトラムアナライザーの構造と基本仕様光スペクトラムアナライザーの基礎知識(2)(6/9 ページ)

光ファイバー通信分野の開発では必須の測定器となっている光スペクトラムアナライザーについて解説する連載2回目。今回は、光スペクトラムアナライザーの「構造」や「基本仕様」「使うために知らなければならないこと」そして「設置の注意点」について説明する。

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光スペクトラムアナライザーを使うために知らなければならないこと

 光スペクトラムアナライザーを使って光のスペクトラム測定をする際に、知っておかなければならないことについて述べる。

光ファイバー通信で使われる光ファイバーの種類

 光ファイバーは、マルチモードファイバーとシングルモードファイバーに別れる。短距離の光通信では安価なマルチモードファイバーが使われ、長距離の光通信ではシングルモードファイバーが使われる。それぞれの光ファイバーの違いを知って利用する必要がある。


表1:マルチモードファイバーとシングルモードファイバー[クリックで拡大]

 光ファイバーの仕様に許容曲げ半径(通常は30mm)が規定されている。曲げを大きくすると損失が増えるので、光ファイバーを利用する場合はこの仕様を満たすようにしなければならない。

【ミニ解説】利用する波長によって使い分ける光ファイバー

 光スペクトラムアナライザーの主たる用途は光ファイバー通信であるため、石英ガラスで作られた光ファイバーを利用することが多いが、ほかの用途は利用する波長が異なるため、石英ガラス以外の光ファイバーが使われることがある。


図15:さまざまな材料で作られた光ファイバーの種類[クリックで拡大] 出所:光ファイバー(構造・種類・材質・用途)とは(ファイバーラボのHP)

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