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ICをソケットから外すと驚きの事実が! ドイツ製の寒天製造機を修理【完結編】Wired, Weird(1/3 ページ)

今回は寒天製造機の修理の続きだ。修理を依頼されたドイツ製の寒天製造機を調べたところ多数の疑問点があった。ただ、販売代理店に問い合わせたところ、疑問が解ける回答を得ることができた。今回は販売代理店の回答を受けて、修理していった様子を紹介する。

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販売代理店の回答で数々の謎が解けたので修理に着手

 今回は寒天製造機の修理の続きだ。

⇒前回(ドイツ製の寒天製造機を修理【原因追及編】)はこちらから

 修理を依頼されたドイツ製の寒天製造機を調べたところ多数の疑問点があった。ただ、販売代理店に問い合わせたところ、疑問が解ける回答を得ることができた。今回は販売代理店の回答を受けて、修理していった様子を紹介する。まずは、装置の内部をクリーニングしながら少しずつ部品や基板を点検した。最初に取り掛かったのは、装置背面にある電源部だ。図1に示す。


図1:電源部の様子[クリックで拡大]

 図1左のようにダイオードブリッジと電解コンデンサーがあり、DC25Vが生成されていた。

 これはリレーやモーターの電源だった。図1右はトランスでAC100VからAC18VとAC8Vが生成されていた。DC18Vは整流されDC25Vになる。AC8Vは制御基板の電源と思われた。

 次に操作パネルの下側をクリーニングした。図2図3に示す。


図2:操作パネル下側(モーターおよび、制御基板)[クリックで拡大]

 図2のように、操作パネルの下側にはモーターと制御基板を接続する配線があった。大型コネクターが3個、小型コネクターも3個あった。3つの小型コネクターには温度センサーが接続されていた。すぐ近くの大型コネクターにはマグネットセンサー3個とサーモスタットの配線が接続されていた。


図3:タンク直下のマグネットセンサー部分[クリックで拡大]

 図3はタンク直下のマグネットセンサーを拡大したもので、このセンサーはモーターの回転を監視していた。最後は制御基板の確認だ。図4(次ページ)に示す。

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