ニュース
IoTデバイス向けのPM2.5空気質測定センサー:ボッシュ BMV080
ボッシュ・センサーテックは、IoTデバイスなど向けのPM2.5空気質測定センサー「BMV080」を発表した。フォトダイオードを内蔵した小型レーザーを搭載し、ファンを使用せずに大気中のPM2.5濃度を直接測定する。
ボッシュグループのボッシュ・センサーテックは2023年1月、IoT(モノのインターネット)デバイスなど向けのPM2.5空気質測定センサー「BMV080」を発表した。同年内に製品サンプルを発売予定だ。
サイズは4.2×3.5×3mm(W×L×H)と小型で、従来品の450分の1以下となる。空気質モニターやスマートサーモスタット、スマートスイッチ、空気清浄機、スマートスピーカーなどのIoTデバイス、ウェアラブルデバイスに適する。
ファンを使用せずに大気中のPM2.5濃度を測定
フォトダイオードを内蔵した小型レーザーを搭載し、独自のアルゴリズムにより、ファンを使用せずに大気中のPM2.5濃度を直接測定する。
スマートホームやスマートビルシステムに組み込むことで、PM2.5のレベルが閾値を超えた際に、空気の質を居住者に通知することが可能となる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 数センチの高度変化を検出できる気圧センサー
ボッシュ・センサーテックは、数センチメートルの海抜高度の変化を検出できる気圧センサー「BMP581」を発売した。相対精度が±0.06hPa、絶対精度が±0.3hPaと高精度かつ低消費電力のため、ウェアラブル、ヒアラブル、IoTデバイスに搭載できる。 - 次世代車載内装UI向けの静電フィルムセンサー
日本航空電子工業は、次世代車載内装のUIに適したフィルムセンサーを開発した。静電センサー1枚に非接触センサー、タッチセンサー、感圧センサーを統合している。機能とデザイン性に優れた次世代UIを可能にする。 - 静電容量センサー内蔵RFID通信LSI
ラピステクノロジーは、静電容量センサーを内蔵したRFID通信LSI「MR793200」を開発した。電池を用いず動作し、静電容量センサーでの状態検出や3m程度のRFID無線通信にワンチップで対応する。 - 24GHz帯ドップラーセンサーモジュール
日清紡マイクロデバイスは、移動体検知向けの24GHz帯ドップラーセンサーモジュール「NJR4267」シリーズを発表した。17.2×25×3mmと小型ながら、マイクロ波回路やアンテナ、制御および信号処理向けMCUを搭載する。 - 消費電力を半減したマルチゾーン対応dToF測距センサー
STマイクロエレクトロニクスは、マルチゾーン対応dToF測距センサー「VL53L8」を発表した。メタサーフェスレンズ技術により小型化するとともに、従来品より消費電力を半減している。AR、VR、MRなどに適する。