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ワイヤーボンド(4) ―― 銅ワイヤーの評価項目とその注意点中堅技術者に贈る電子部品“徹底”活用講座(74)(2/4 ページ)

今回はコストダウンの一環として導入が進められている銅ワイヤーの評価項目とその注意点について説明します。

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銅ワイヤーの課題

 銅ワイヤーには金ワイヤーにない材料特性があり、先に述べた銅ワイヤーでの検討課題や1990年以降の評価内容を表1にまとめてみます。

 表1から銅ワイヤーの酸化が金ワイヤーより急速である点に鑑みれば実際の工程品質を安定化させるには最適な作業環境条件が必要であり、製造法が確立された後も常に保管/作業環境の維持管理が重要だと言えます。


表1:銅ワイヤー導入の検討事項[クリックで拡大]
[1]日立化成テクニカルレポート No.54(2011・9月) 「銅ワイヤパッケージの信頼性と封止材」
[2]https://news.panasonic.com/jp/press/jn160303-2「Panasonic 銅ワイヤ対応硫黄フリー封止材を製品化」

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