CSS規格対応、EV/EV充電設備のテストソリューション:キーサイト SL1550A、SL1556A、SL156XA
キーサイト・テクノロジーは、EVおよびEV向け充電設備のテストポートフォリオを拡充した。新たに提供するテストソリューションは、CCS規格で採用されている通信プロトコル全てに対応している。
キーサイト・テクノロジーは2023年3月、EV(電気自動車)およびEV向け充電設備(EVSE)のテストポートフォリオを拡充したと発表した。
新たに提供を開始するテストソリューションは、CCS(Combined Charging System)規格で採用されている通信プロトコル全てに対応。EVおよびEVSEの充電通信インタフェーステスター「SL1550A」、充電プロトコルトレーサー「SL1556A」、充電テストロボットシリーズ「SL156XA」、TTCN-3充電通信テスト自動化ソフトウェア、SCE(スマート充電エミュレーションソフトウェア)、CPT(CCS充電プロトコルトレーサービュワー)で構成される。
充電通信やプロトコルをテスト可能
SL1550Aは、EVCC(電気自動車通信コントローラー)やSECC(充電設備通信コントローラー)向けのテストアダプターだ。機器のエミュレーションやテストケースを実施することで、充電通信やプロトコルをテストできる。
SL1556Aは、EVとEVSE間のCCS通信チャンネルをモニタリング可能。同社のCCS充電プロトコルトレーサービュワー「SL1487A」とともに用いることで、EVとEV向け充電設備間の有線データ転送を解析できる。
SL156XAでは、完全自動によるテストシーケンスが可能。機械式アクチュエーターを組み込み、テストプロセスを簡素化する。
また、充電通信テスト自動化ソフトウェアは、ISO15118適合試験規格に基づいたCCS充電通信向けの自動適合試験ソリューションとなっている。
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