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電力効率を100倍改善した、小型トンネル磁気抵抗効果センサー3線式構成でデジタル出力に対応

リテルヒューズは、小型トンネル磁気抵抗効果センサー「54100」「54140」シリーズを発売する。ホール効果センサーに比べて感度に優れ、電力効率を100倍改善している。

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 リテルヒューズは2024年2月、小型トンネル磁気抵抗(TMR)効果センサー「54100」「54140」シリーズを発売する。ホール効果センサーに比べて感度に優れ、電力効率を100倍改善した。

上から、小型トンネル磁気抵抗センサー「54100」と「54140」シリーズ
上から、小型トンネル磁気抵抗センサー「54100」と「54140」シリーズ 出所:リテルヒューズ

3線式構成でデジタル出力が可能

 54100シリーズは、フランジ取り付けセンサーで、筐体寸法は25.5×11.00×3.00mm。ネジと接着剤のどちらでも取り付けられる。電源-アース-出力の3線式構成とデジタル出力により、最大5.5Vdcと3.0mAの出力電流を切り替え可能だ。センサーのリード長は、標準的な300mmと1000mmで、大量生産向けのカスタマイズオプションにも対応する。

 54140シリーズは、フラットパック型センサーで、寸法は23.00×14.00×5.90mm。54100シリーズと同等の性能を有し、デジタル出力も可能だ。カスタマイズ可能な3線式センサー構成も選択できる。

 両シリーズともに、平均活性化距離は29.1mmで、スイッチング速度が1kHz、消費電力は1.5μAとなる。感度は17Gauss、供給電圧動作は1.8〜5.5Vdc、動作温度範囲は−40〜+100℃。従来のz軸ではなくx-y平面で作動するため、機能性も向上した。

 主な用途として、位置やリミットの検知、回転速度測定、流量計測、ブラシレスDCモーターの整流、磁気エンコーダー、角度検出などを見込む。

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