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車載向けスルーホール型エッジ巻きインダクター:フェライトコア技術を採用
ビシェイ・インターテクノロジーは、車載向けスルーホール型エッジ巻きインダクター「IHDF-1300AE-1A」を発表した。最大15.4mmと低背で、定格電流が最大72A、飽和電流が最大230Aとなっている。
ビシェイ・インターテクノロジーは2024年4月、車載向けスルーホール型エッジ巻きインダクター「IHDF-1300AE-1A」を発表した。フェライトコア技術を採用し、最大15.4mmと低背の「Custom Magnetics」ブランドの新製品で、ACとDCの低電力損失と優れた放熱特性を備えている。
最大72Aの定格電流と最大230Aの飽和電流
エッジ巻きコイル構造により、最大DCRが0.79m〜1.11mΩまでと低く、損失を最小限に抑える。定格電流は最大72A、飽和電流は最大230A、動作電圧は最大500VDC。−55〜+155℃の温度範囲で動作する。インダクタンスは1.05.0μHで、熱定格電流は59〜72A、標準SRFが15M〜39MHzとなる。
車載向け各種信頼性規格のAEC-Q200認証に必要な機械的衝撃や振動要件に対応し、低背パッケージにより基板高さを最小限にできる。ウィスカー成長のリスクを減らすため、リードにはスズめっきが施されている。
ユーザーの要望に合わせ、取り付け方向、端子タイプ、公称インダクタンス、定格絶縁耐圧をカスタマイズできる。DC-DCコンバーターやインバーター、モーター、スイッチングノイズの抑制に適する。主な用途として、電気自動車(EV)およびハイブリッド電気自動車(HEV)向けのオンボードチャージャーなど、高電流で高温対応の自動車システムを見込んでいる。
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