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マイクロプロセッサを使用したシステム、回路設計時に重要なポイントは:マイクロプロセッサQ&Aハンドブック(3)(1/7 ページ)
マイクロプロセッサ(MPU)を使用したボードを開発するユーザーが抱えるさまざまな悩みに対し、マイクロプロセッサメーカーのエンジニアが回答していく連載「マイクロプロセッサQ&Aハンドブック」。今回は、「回路設計時の重要ポイント」について紹介します。
マイクロプロセッサ(MPU)を使用したボードを開発するユーザーが抱えるさまざまな悩みに対し、マイクロプロセッサメーカーのエンジニアが回答していく連載「マイクロプロセッサQ&Aハンドブック」。
第3回は、第1回記事『マイクロプロセッサ(MPU)の知っておくべき8つのポイント』で紹介した8つのポイントの内、「回路設計時の重要ポイント」について紹介します。
マイクロプロセッサを使用したシステムの回路設計時に重要なポイントは?
マイクロプロセッサを使用したシステムは、マイコンのみのシステムに比べて回路設計の規模が大きい傾向にあります。そのため、詳細設計に入る前にマイクロプロセッサおよび周辺コンポーネントの接続の概略を検討するため、ブロック図を作成することを推奨します。また、回路設計時の個別の重要ポイントは、以下のような項目があります。
- 電源回路
- リセット回路
- クロック回路
- 外付けRAMの接続回路
- 外付けフラッシュメモリの接続回路
- ブートソース選択回路
- デバッグ用回路
- プログラムの書き込み方法
- エラッタ
マイクロプロセッサメーカーから、設計の指標となるアプリケーションノートやリファレンスデザインとして評価ボードの回路図が提供されていますので、まずはそれらを参考に、システム設計の概要を理解することを推奨します。
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