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Wi-Fi 6E、BLE対応のコネクテッドMCUインフィニオン AIROC CYW5591xファミリー

インフィニオン テクノロジーズは、コネクテッドマイクロコントローラー「AIROC CYW5591x」ファミリーを発表した。Wi-Fi 6とWi-Fi 6E、Bluetooth Low Energy 5.4を統合している。

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 インフィニオン テクノロジーズは2024年6月、コネクテッドマイクロコントローラー(MCU)「AIROC CYW5591x」ファミリーを発表した。Wi-Fi 6とWi-Fi 6E、Bluetooth Low Energy 5.4を統合している。現在、サンプルを出荷中だ。

 同ファミリーは、トライバンド(2.4GHz/5GHz/6GHz)をサポートする「CYW55913」、デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)をサポートする「CYW55912」、シングルバンド(2.4GHz)をサポートする「CYW55911」の3種を提供。IoT(モノのインターネット)デバイスのメインプロセッサとしてだけでなく、複雑な設計のサブシステムとしても使用できる。

「AIROC CYW5591x」ファミリー
「AIROC CYW5591x」ファミリー 出所:インフィニオン テクノロジーズ

TrustZone CC312搭載のArm Cortex-M33を採用

 TrustZone CC312を搭載したArm Cortex-M33を採用するほか、フラッシュメモリとPSRAM用オンザフライ暗号化、復号機能を備えたXIP対応Quad-SPIを搭載する。Wi-Fi送信電力は最大+24dBmで、Bluetooth Low Energyのレンジとパワーも最大+19dBmの送信電力により最適化する。

 また、6GHz(Wi-Fi 6E)グリーンフィールドスペクトルをサポートし、混雑と遅延を軽減した。Matter-over-Wi-Fi規格への対応に加え、Bluetooth Low Energy 5.4はBluetooth Low Energy 2Mビット/秒、LE Long Range、アドバタイズ拡張、LE Long Range向けアドバタイズコード選択をサポートする。

 7チャンネル12ビットのA-Dコンバーターや最大47個のGPIOなど、幅広い周辺機器をサポートする。ファームウェア認証と暗号化によるセキュアブート、暗号キーの確立や管理をサポートするマルチレイヤーセキュリティなどに対応し、PSAレベル2認証が可能だ。

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