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機能試験/検証、HILに対応したプログラマブル抵抗モジュール:ピカリング 40-254、42-254
ピカリング インタフェースは、機能試験および検証、HILの双方に対応したプログラマブル抵抗モジュールファミリー「40-254」「42-254」を発表した。それぞれPXI、PXIeに対応している。
ピカリング インタフェースは2024年8月、機能試験や検証、HIL(Hardware-in-the-Loop)に対応した、プログラマブル抵抗モジュールファミリー「40-254」「42-254」を発表した。
1〜2の抵抗チャンネルを要する用途に対応
最大2A、200Vまで対応し、40-254がPXIモジュール、42-254がPXIeモジュールとなる。1チャンネルあたり最大15Wの電力処理能力を備え、1つまたは2つの抵抗チャンネルを要する用途に適する。
抵抗範囲は1Ω〜395KΩ、分解能は0.125〜8Ωを用意する。各チャンネルは、センサーや配線の不具合から生じるシステム内の短絡や開回路状態をシミュレート可能で、さまざまな試験に対応する。
長期的な精度検証に向けて、校正ケーブルアセンブリーをモジュールに取り付けることも可能だ。DMM(デジタルマルチメーター)を用いた構成で、抵抗器チャンネルを検証できる。
28種類の標準仕様を用意し、バリエーションに応じて、マザーボードとドーターボード、またはマザーボードのみで構成する。自動車、医療、航空宇宙でのHIL(Hardware-in-the-Loop)用途に加え、電源やバッテリー、充電器、ソーラーパネル、DC-DCコンバーターといった低、中電力製品の機能試験、検証に適する。
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