高効率で省スペースな車載／産業向けSBD、ネクスペリア：多層PCBに対応

ネクスペリアは、車載および産業用途向けのプレーナー型ショットキーバリアダイオード16製品を発表した。露出型ヒートシンクを備える「CFP2-HP」パッケージを採用し、限られた基板スペースでも高効率な熱設計ができる。

[EDN Japan]

　ネクスペリアは2025年5月、車載および産業用途向けのプレーナー型ショットキーバリアダイオード（SBD）16製品を発表した。同月から提供を開始する。

車載、産業用プレーナー型ショットキーバリアダイオード 出所：ネクスペリア

　新製品は「PMEG6010EXD」などの産業用8製品と、車載電子部品規格AEC-Q101に準拠した「PMEG4010EXD-Q」など車載用8製品で構成される。20〜60Vの逆電圧や1〜2Aの順電流に対応し、いずれもDC-DC変換や逆接保護、フリーホイール、OR接続用途に適する。

独自のCFP2-HPパッケージを採用

　パッケージは、同社独自の「CFP2-HP」を採用。サイズは2.65×1.3×0.68mm（リード含む）だ。CFP2-HPは、露出型ヒートシンクを備えていて、限られた基板スペースでも高効率な熱設計ができる。

　多層PCBに対応した設計や銅クリップを採用したことで、同社従来品と同等の電気性能を保ちながら、部品およびシステムコストを削減する。