検索
ニュース

ランダムノイズ40%低減、A3複合機用CCDリニアイメージセンサー 東芝D&S100MHzの高速データレートに対応

東芝デバイス&ストレージは、A3複合機など向けのCCDリニアイメージセンサー「TCD2728DG」の出荷を開始した。同社従来品と比較してランダムノイズが約40%低減しており、機器の画質向上に寄与する。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 東芝デバイス&ストレージは2025年8月、A3複合機など向けのCCDリニアイメージセンサー「TCD2728DG」の出荷を開始した。

CCDリニアイメージセンサー「TCD2728DG」
CCDリニアイメージセンサー「TCD2728DG」 出所:東芝デバイス&ストレージ

 同製品は、A3サイズの短辺(297mm)を解像度600dpiで読み取れる7500画素×3ラインを有する。また、従来品の「TCD2726DG」と比較して、ランダムノイズが約40%低減しており、機器の画質向上に寄与する。

100MHzの高速データレートに対応

 データレートは最大100MHz(50MHz×2チャンネル)で、画像データを高速処理できるため、即時判定を必要とする各種検査機器向けのラインスキャンカメラ用途にも適する。また、CCDドライバやタイミングジェネレーター回路を搭載し、システム開発の負担を軽減する。

 電源電圧は、VAVDD、VDVDD、VCKDVDDが3.1〜3.5V、VVDD10が9.5〜10.5V。ランダムノイズは1.9mVで、画素サイズが4.7×4.7μmとなっている。パッケージはWDIP32を採用した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る