高効率で高信頼性、TDKのDINレールマウント電源:最大効率95.1%
TDKは、産業/オートメーション用途向けに、最大効率95.1%のDINレール取り付け型電源「D1SE」シリーズを追加した。AC/DC入力対応で信頼性向上を図っている。
TDKは、産業およびオートメーション用途向けのTDKラムダ製品群に、新たに単相DINレール取り付け型電源「D1SE」シリーズを追加した。コスト効率に優れたエントリーレンジのD1SEシリーズは、ACおよびDC入力に対応していて、24V出力で120W、240W、480Wの連続動作定格を備えている。最大95.1%の効率を実現し、エネルギー消費と内部損失を低減することで、内部部品の温度を低下させ、長期的な製品信頼性を向上させている。
プッシュイン式の配線端子を採用したことで、D1SEシリーズは迅速に取り付けることができ、各種制御盤や機械、産業用生産システムにおける設置時間を短縮できる。D1SEは、一般的な定格入力である100〜240VACに加えて、93〜300VDC電源での動作についても安全認証を取得している。このDC入力は、共通DCバス電圧やバッテリーから電力が供給される用途に対応するもので、拡大する顧客ニーズに応える設計となっている。
120W定格モデルは80秒間にわたり156Wのブースト電力を供給でき、240W定格モデルは10秒間で312Wのブーストを提供する。480W定格モデルは、200秒という長時間にわたり552Wのブースト電力を供給することが可能だ。24V出力は22.5V〜29Vの範囲で調整でき、ケーブルによる電圧降下の補償や冗長化モジュールへの対応、非標準出力電圧の設定が可能である。
3種類の電源はいずれもDC-OK接点付き、または非搭載の仕様を選択できる。過酷な環境での用途向けには、プリント基板コーティングオプションも用意されている。さらに、全モデルに高品質な電解コンデンサーを採用している。
D1SEシリーズは120Wモデルが幅38mm、240Wモデルが幅44mm、480Wモデルが幅60mmの頑丈な金属製筐体に収められている。同社によると、この狭幅設計によって、DINレール上のスペースを節約し、他のコンポーネントの設置が容易になるとしている。
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