IoT向け、20MHz対応のWi-Fi 7 トライラジオSoC インフィニオン:スタンバイ消費電力を15分の1に
インフィニオン テクノロジーズは、Wi-Fi 7とBluetooth LE 6.0、IEEE 802.15.4 Threadを統合したトライラジオデバイス「AIROC ACW741x」ファミリーを発表した。
インフィニオン テクノロジーズは2026年1月、家庭/産業/商業分野のコネクテッド機器向けに、Wi-Fi 7とBluetooth LE 6.0、IEEE 802.15.4 Threadを統合したトライラジオデバイス「AIROC ACW741x」ファミリーを発表した。既にサンプル出荷を開始している。
同ファミリーは、IoT機器向けにWi-Fi Allianceが新たに導入した20MHz専用のWi-Fi 7デバイスカテゴリーに対応している。
無線性能と低消費電力を両立したことも特徴だ。同社発表によると、Wi-Fi接続時のスタンバイ消費電力は、既存のIoT向けWi-Fi製品の最大15分の1にまで抑制できるという。また、2.4GHz/5GHz/6GHzの各帯域で同時リンクを維持する「IoT向けWi-Fi 7マルチリンク」機能を搭載。干渉の多い環境でも安定した通信が可能だ。
センチメートルレベルの精度での測距が可能
機能面では、センチメートルレベルの精度で測距を行えるBluetoothチャンネルサウンディングや、IEEE 802.11bfに基づくWi-Fiセンシング機能を搭載した。これにより、ホームオートメーションにおけるコンテキスト認識やパーソナライゼーション機能の追加を支援する。
ハードウェア設計では、パワーアンプや低ノイズアンプ、電源管理機能を内蔵。QFNパッケージを採用していて、2層基板での設計が可能だ。また、村田製作所などのパートナー企業を通じてモジュールも開発している。
同社は、セキュリティカメラやビデオドアベル、警報システム、医療機器、HVACシステムなどでの用途を想定している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
リアルタイム制御を1チップで エッジ用MPU、ST
STマイクロエレクトロニクスは、エッジアプリケーション向けマイクロプロセッサ「STM32MP21」を発表した。64ビットコアと32ビットコアを搭載していて、コスト重視の産業、IoT向け用途に適する。
電池駆動IoT向け ノルディックの低電力ワイヤレスSoC
ノルディックセミコンダクターは、NPU「Axon」を内蔵した低消費電力ワイヤレスSoC「nRF54LM20B」を発表した。併せて、エッジAIモデル「Neuton」と、エッジAI開発ツール「Nordic Edge AI Lab」も提供する。
IoT機器セットアップを簡便化 STマイクロのMatter 1.5対応NFCチップ
STマイクロエレクトロニクスは、スマートホーム機器の登録作業を簡略化できる、Matter 1.5対応のセキュアNFCチップ「ST25DA-C」を発表した。スマートフォンをタップするだけで、複数の機器を一度にセットアップできる。
従来品比で容量4倍 マクセルのコイン形全固体電池
マクセルは、IoTデバイスの主電源用途に使用可能なコイン形全固体電池「PSB2032」を開発した。同社のセラミックパッケージ型全固体電池と比べて約4倍の容量を備える。
arm vs RISC-V!主要MCUの特徴と性能を徹底比較
今回は主要なマイクロコンピュータ(MCU)コアと、その機能や特長について説明します。
