電池駆動IoT向け ノルディックの低電力ワイヤレスSoC:エッジAIモデル、開発ツールも提供
ノルディックセミコンダクターは、NPU「Axon」を内蔵した低消費電力ワイヤレスSoC「nRF54LM20B」を発表した。併せて、エッジAIモデル「Neuton」と、エッジAI開発ツール「Nordic Edge AI Lab」も提供する。
ノルディックセミコンダクターは2026年1月、同社のニューラルプロセッシングユニット(NPU)「Axon」を内蔵した低消費電力ワイヤレスSoC(System on Chip)「nRF54LM20B」を発表した。あわせて、エッジAIモデル「Neuton」とエッジAI開発ツール「Nordic Edge AI Lab」も提供する。
同製品は、128MHzのArm Cortex-M33およびRISC-Vコプロセッサ、2MバイトのNVM、512KバイトのRAMを搭載。BLE(Bluetooth Low Energy)やBluetooth Channel Sounding、Matter over Threadなどの通信規格をサポートする第4世代の2.4GHz無線を備えた。最大66本の汎用入出力(GPIO)や高速USBも利用できる。
内蔵したAxon NPUは、音声分類や画像ベース検出などのタスクにおいて、競合ソリューションと比較して最大7倍の性能および最大8倍のエネルギー効率を有する。
エッジAIモデル、開発ツールもあわせて提供
Neutonは、CPUで実行可能な超小型のエッジAIモデルだ。一般に5Kバイト未満と小さく、他のCPU実行型モデルに比べて最大10倍の高速、高効率を達成している。開発ツールのNordic Edge AI Labは、異常検知や生体モニタリングなど向けにカスタムNeutonモデルの生成をサポートする。これにより、クラウドに依存せず、最小クラスの電池駆動IoTデバイスにおいて、リアルタイムのインテリジェンス実装を可能にする。
Nordic Edge AI LabおよびカスタムNeutonモデルは、同社の「nRF54」シリーズ向けにすでに提供を開始している。nRF54LM20Bは、特定の顧客向けにサンプル出荷を開始していて、2026年第2四半期初頭には開発用途での広範な提供を予定している。
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