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高周波用途向けMLCC、京セラAVX高容量化と小型化を両立

京セラAVXが高周波用途向けの商用グレードMLCC「KGPシリーズ」を投入した。高容量化と小型化を両立し、産業用途などに対応する。

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 京セラAVXは、産業分野および坑内油田/ガス分野などにおける高周波用途を対象に、商用グレードのMLCC「KGPシリーズ」を投入した。このMLCCは、従来型コンデンサーと同一の実装面積でより高い静電容量値を実現し、機器の小型化を支援するという。


[クリックで拡大] 出所:京セラAVX

 新製品は、持続可能性への配慮と規格順守を容易にするため、鉛やカドミウムを使用せずに製造している。さらに、等価直列抵抗(ESR)および等価直列インダクタンス(ESL)が低く、ノイズを最小限に抑え、性能を最適化している。さらに金属リードフレームを採用し、熱的および機械的ストレスを確実に抑制することで、安定性と耐久性を向上した。用途は産業、代替エネルギー、坑内油田/ガス分野全般に及び、電源、DC-DCコンバーター、制御回路、高電圧結合、DCブロッキングなどが含まれる。

 KGPシリーズは、C0G、X7R、X7Tの各誘電体を用意し、EIAケースサイズは1210、1812、1825、2220、2225の5種類、積層サイズは最大厚さ3.40〜6.95mmの2種類で、「J」または「L」リードに対応する。主な仕様は、定格電圧が50〜1500V、静電容量値が10nF〜47μFで許容差は±10%または±20%、動作温度範囲は−55℃〜+125℃だ。

 C0GおよびX7R誘電体を用いたMLCCは、5種類すべてのEIAケースサイズで提供され、定格電圧の全範囲に対応し、静電容量値はそれぞれ最大220nFおよび47μFだ。X7T誘電体を用いたMLCCは、1210、1812、2220の3種類のEIAケースサイズで提供され、定格電圧は250V、450V、630Vの3種類、静電容量値は最大4.7μF。

 これらの製品は、厳しい高周波用途での性能を確保するため、外観特性、静電容量値、損失係数、温度特性、絶縁抵抗、耐電圧、温度サイクル、定常および負荷湿度、高温負荷、端子強度、曲げ、耐振動性、はんだ耐熱性など、幅広い項目で試験を実施している。RoHSに準拠し、テープ&リールで500〜1500個単位の自動実装対応包装として提供される。

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