ソフトなしで電力管理できるUSB PDシンクコントローラー:先進機能向け開発を容易化
STマイクロエレクトロニクスは、USB PDシンクコントローラー「STUSB4531」を発表した。ソフトウェアなしでの電力ネゴシエーションや管理、監視が可能だ。
STマイクロエレクトロニクスは2026年2月、USB PD(Power Delivery)シンクコントローラー「STUSB4531」を発表した。すでに量産を開始していて、1000個購入時の単価は約1.17米ドル(約180円)になる。
同製品では、内蔵したUSB PDスタックと同社独自の「AUTORUN」アルゴリズムにより、ソフトウェアなしでの電力ネゴシエーションや管理、監視が可能だ。
可変電圧源(AVS)やデッドバッテリー大電力充電に対応。最適な電力プロファイルを自動選択する。ポータブルオーディオ機器やウェアラブル機器、Wi-Fiアクセスポイント、セットトップボックス(STB)、ヘルスケア機器、照明機器などのバッテリー充電回路やVBUS給電機器の設計簡素化に寄与する。
ハイブリッドモードでUSB PDの先進機能向け開発を容易化
新たに追加したハイブリッドモードでは、内部PDスタックが外部アプリケーションプロセッサと連携。USB PD通信プロトコルを活用して動作する。これにより、バッテリーメッセージングやデータロールスワップ(役割交換)、ベンダー定義メッセージ(VDM)、オルタネートモードなどの先進機能を実装できる。
USB-C 2.4およびUSB PD 3.2規格に準拠し、EU適合性に対応したIEC 62680の認定も取得済みだ。パッケージは、3×3mmのQFN16と2.3×2.3mmのCSP16を用意した。
開発エコシステムとして、評価ボード「EVAL-SCS007V1」、レファレンスボード「EVAL-SCS006V1」、GUIツール「STSW-STUSB020」、NVM Flash書込みツール「STSW-STUSB021」を用意する。オープンソースのソフトウェアライブラリ「STSW-STUSB022」も近日中に提供する予定とする。
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