自走ロボット向けフローティングコネクター、日本航空電子工業:1万回の挿抜寿命
日本航空電子工業は、自走ロボットの自動充電用途に向けたフローティングコネクター「DW15」シリーズの販売を開始した。独自の機構により嵌合時の位置ズレを補正できる。
日本航空電子工業は2026年2月、自走ロボットの自動充電用途に向けたフローティングコネクター「DW15」シリーズの販売を開始した。
同シリーズでは、ソケット側のインシュレーターと内部コンタクトの双方が可動する。自走ロボットが充電ステーションへ進入する際に生じる上下左右や斜め方向の位置ズレを二重に吸収する。
広い接触面を有するバスバー方式を用いることで、ピンタイプでは追従が難しい角度ズレにも対応できる構造にした。これにより、急速充電に必要な大電流を安定して供給できる。
機器への取り付けは4点ねじ止め方式で、機器側にばねやベアリングなどのフローティング機構を設ける必要がなく、設計工数や実装コストの削減につながる。配線は、電線を圧着した丸端子をバスバーへねじ止めする構造を採用。結線作業を簡素化した。
1万回の挿抜寿命
一般仕様は2極構成で、定格電流がDC60A、定格電圧がDC250V、耐電圧がDC1200V(1分間)、絶縁抵抗がDC1000V印加時に100MΩ以上になっている。−40〜+105℃の温度範囲で使用できる。
挿抜寿命は1万回とし、長期間稼働する無人搬送車(AGV)や自立走行搬送ロボット(AMR)といった用途でも安定した接触性能を維持する。さらに高寿命が求められる用途向けには、銀めっき膜の摩耗を抑制する同社独自の技術「wearzerO」の適用も可能だ。
製造業や物流倉庫では自動化や省人化が進み、自走ロボットの導入が拡大している。こうした現場では充電作業の自動化が稼働率に直結するため、確実な嵌合と高信頼な通電を両立するコネクターへの需要が高まっているという。
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