設備の予知保全向けSMDタイプ振動センサー、村田製作所:5Hz〜20kHzの振動検知に対応
村田製作所は、最大20kHzの高周波領域まで検知可能なSMDタイプ振動センサーデバイス「PKGM-210D-R」を商品化した。すでに量産を開始していて、設備の予知保全用途を想定している。
村田製作所は2026年3月、最大20kHzの高周波領域まで検知可能な表面実装(SMD)タイプ振動センサーデバイス「PKGM-210D-R」を商品化した。すでに量産を開始していて、設備の予知保全用途を想定している。
同製品は、圧電セラミック振動検知素子と回路パッケージング技術を組み合わせた振動センサーだ。可聴域上限にあたる20kHzまでの振動検知に対応。従来は熟練技術者の聴覚に依存していた高周波領域の異常振動をセンサーで捉えられる。Z軸方向の検知に対応し、検知周波数帯域は5Hz〜20kHzだ。
ドライバー回路、フィルター回路を内蔵
ドライバー回路とフィルター回路を内蔵。シングルアナログ出力で信号を取得できる。温度センサーも搭載していて、−20〜+85℃の温度範囲で使用できる。サイズは5.0×5.0×3.5mm。電源電圧は3.0〜5.2Vで、消費電流は3.0mA。感度は44mV/G(typ.)、検出レンジは±10.2G(Min.)、±50G(typ.)だ。
回転機械に用いるベアリングやモーターでは、損傷や潤滑不良の初期段階で20kHz付近の微細な異常振動が発生する。同製品はこの領域を安定して検出できるため、故障の兆候を早期に把握し、突発的な設備停止の回避につながる。
近年のファクトリーオートメーション(FA)分野では、計画保全や事後保全に加えて、故障の兆候を事前に把握する予知保全の重要性が高まっている。一方で、高周波領域を含む広帯域測定はノイズの影響を受けやすく、安定した検知が難しかった。
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