ニュース
30mm幅で省スペース化に寄与 デルタ電子のDINレール型電源:−40℃の低温起動に対応
デルタ電子は、DINレール型産業用電源「DIN Pro」「DIN Eco」シリーズを発表した。制御盤内の省スペース化に向けて、幅を最小30mmに抑えている。また、−40℃での低温起動に対応した。
デルタ電子は2026年5月、DINレール型産業用電源「DIN Pro(上位モデル)」「DIN Eco(標準モデル)」シリーズを発表した。最小幅30mmのスリムな設計により、制御盤内の省スペース化に寄与する。
両シリーズは、−40℃での低温起動に対応したほか、半導体製造装置向け耐電圧規格「SEMI F47」に準拠。厳しい産業環境下での安定性に優れる。
高出力自動化設備向けのDIN Proシリーズでは、単相電源で120〜960Wの出力レンジを展開する。5秒間の150%ピーク出力(Power Boost)に対応していて、モーター起動時の突入電流によるシステム停止を防止する。
最大80℃の動作環境に対応可能で、60℃環境下でもフルロード出力を維持できる。400VDC入力にも対応していて、同社はAI冷却用途向け冷却分配ユニットや再生可能エネルギー、蓄電関連などでの用途を想定する。
最大95%の高効率を達成
DIN Ecoシリーズは、340〜575Vacの三相入力に対応。最大95%の高効率を特徴とし、設備の消費電力低減に寄与する。性能の高さとコストパフォーマンスを両立し、スマートファクトリーや再生可能エネルギー設備などでの利用を見込む。
特に「3ENA」モデルは、入力電圧上限を600Vacまで拡張している。重工業地域や電力網が不安定な環境下でも、安定して稼働できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
AC電源ライン用の通電検出回路
本稿では、AC電源(商用電源)ラインが正常に通電しているか否かを非接触で検出できる回路を紹介する。
複数電源の立ち上がり特性を制御する回路
大規模LSIチップを駆動するためには、複数の電源電圧が必要になることがある。こうした複数の電源電圧をLSIに供給する際に、それぞれの電源電圧をどのように供給し始めればよいかはLSIごとに異なっている。このため、使用するLSIに適した電源供給順序を実現する回路が不可欠である。今回は、単一の入力電圧から2系統の電圧出力を生成する電源回路を紹介する。
−48V電源ラインの電流を単電源回路で計測
−48V系の電源は、実際には−60V〜−48Vの範囲で変化する。この電源の電流を計測するための回路には、±15Vの電源が必要となる。正負両電源から負電源を不要にできれば、装置の複雑さが緩和できる。本稿では、−60V〜−48Vの電源ラインに対応した単電源(正電源)動作の電流計測回路を紹介する。
Intelモバイルプロセッサ向け電源制御IC、AOS
AOSのデジタルマルチフェーズコントローラー3製品は、Intel IMVP9.3対応のVcore電源供給を実現し、高性能モバイルシステムの電力効率と応答性能を向上する。
小型家電向け100W GaNコンバーター、ST
STマイクロエレクトロニクスは、100W対応の高電圧GaNコンバーター「VIPerGaN100W」「VIPerGaN100WB」を発表した。コーヒーメーカーや小型家電などでの電源設計に適する。
