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パワー半導体とは? 基礎知識や将来性を分かりやすく解説身近な製品でどう使われる?(2/4 ページ)

今回はパワー半導体の役割や使われ方、種類、将来性などを解説します。

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リョーサン菱洋ホールディングス株式会社

2. 身近な製品でのパワー半導体の使われ方

 実は私たちが普段使用している電化製品の中にも多くのパワー半導体が使用されています。ここからは簡略化したエアコンのブロック図を基に、どのような役割でパワー半導体が使用されているのかを見ていきましょう。

エアコンのブロック図(簡略版)
エアコンのブロック図(簡略版)

 1. コンセントから入力されるAC電圧をブリッジダイオードにより整流(DC電圧)
   している
 2. エアコンを制御するマイコンの電源供給用のAC-DCコンバーターにMOSFETと
   ダイオードが使用されている
 3. エアコンから風を出すためにインバーターを使用してファンモータを制御している
 4. MOSFETをオン/オフ制御することでリレーを通してバルブを開閉している

3. パワー半導体の種類

 エアコンのブロック図で使用されていたパワー半導体について解説していきます。

3_1. ダイオード

 ダイオードとは電流を一方向にのみ流す電子部品で、アノード(A)とカソード(K)の2端子で構成されています。

 ダイオードが電流を流すために必要な電位差のことをVFといい、アノードの電位がカソードの電位よりVF分高い場合、電流はアノード側からカソード側へと流れます。逆にカソード側からアノード側へは電流は流れません。

ダイオードの仕組み
ダイオードの仕組み

 パワー半導体としての使用用途

 パワー半導体として使用されるダイオードは、大きな電力を扱う電子機器やシステムにおいて、電力の制御、変換、保護の役割を果たします。種類ごとの特性を生かし、大電流や高電圧の用途で利用され、エネルギー効率向上や電力システムの進化に貢献しています。

 パワー半導体としては整流ダイオード、ショットキーバリアダイオード(SBD)、ファストリカバリーダイオード(FRD)の3つが一般的に使用されています。

一般的なダイオード3種類の特徴
一般的なダイオード3種類の特徴

 ブリッジダイオード

 エアコンのブロック図に戻ってダイオードを見てみると、4個のダイオードをブリッジ(橋)のように組み合わせて使用しています。これを全波整流回路(ダイオードブリッジ回路)と呼び、交流を整流することができます。

ブリッジダイオードの仕組み
ブリッジダイオードの仕組み

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