2. 身近な製品でのパワー半導体の使われ方
実は私たちが普段使用している電化製品の中にも多くのパワー半導体が使用されています。ここからは簡略化したエアコンのブロック図を基に、どのような役割でパワー半導体が使用されているのかを見ていきましょう。
1. コンセントから入力されるAC電圧をブリッジダイオードにより整流(DC電圧)
している
2. エアコンを制御するマイコンの電源供給用のAC-DCコンバーターにMOSFETと
ダイオードが使用されている
3. エアコンから風を出すためにインバーターを使用してファンモータを制御している
4. MOSFETをオン/オフ制御することでリレーを通してバルブを開閉している
3. パワー半導体の種類
エアコンのブロック図で使用されていたパワー半導体について解説していきます。
3_1. ダイオード
ダイオードとは電流を一方向にのみ流す電子部品で、アノード(A)とカソード(K)の2端子で構成されています。
ダイオードが電流を流すために必要な電位差のことをVFといい、アノードの電位がカソードの電位よりVF分高い場合、電流はアノード側からカソード側へと流れます。逆にカソード側からアノード側へは電流は流れません。
パワー半導体としての使用用途
パワー半導体として使用されるダイオードは、大きな電力を扱う電子機器やシステムにおいて、電力の制御、変換、保護の役割を果たします。種類ごとの特性を生かし、大電流や高電圧の用途で利用され、エネルギー効率向上や電力システムの進化に貢献しています。
パワー半導体としては整流ダイオード、ショットキーバリアダイオード(SBD)、ファストリカバリーダイオード(FRD)の3つが一般的に使用されています。
ブリッジダイオード
エアコンのブロック図に戻ってダイオードを見てみると、4個のダイオードをブリッジ(橋)のように組み合わせて使用しています。これを全波整流回路(ダイオードブリッジ回路)と呼び、交流を整流することができます。
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