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ジャンク品の中華製オシロスコープを修理する(1)Wired, Weird(1/2 ページ)

筆者が修理の技術を指導している友人が、難しいオシロスコープの修理に挑戦していた。今回はその修理の過程を報告する。修理していたオシロスコープは中国Hantekの「DS05062B」で、ヤフオクにジャンク品として出品されていたものだ。

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電源は正常だが、液晶パネルは真っ黒なまま……

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 筆者が修理の技術を指導している友人が、難しいオシロスコープの修理に挑戦していた。今回はその修理の過程を報告する。修理していたオシロスコープは中国Hantekの「DS05062B」で、ヤフオクにジャンク品として出品されていたものだ。オシロスコープの出品者も修理を試みていたようだ。オシロスコープの電源は正常だったが、液晶パネルには何も表示されず、真っ黒なままだった。パネルの液晶を点灯させれば、何か原因が分かるかもしれない。まずは液晶のスペックを確認した。液晶パネルの写真を図1に示す。

<strong>図1:オシロスコープの液晶パネル。上部に型名が記載されていた</strong>
図1:オシロスコープの液晶パネル。上部に型名が記載されていた[クリックで拡大]

 図1上部に、液晶の型名「AT070TN83 V.1」が記載されていた。データシートを探したところ、すぐに見つかった。まずはデータシートを基に、コネクターのピン数や配置を確認した。図2に示す。

Pin No. Symbol I/O Function
1 VLED P Power voltage for LED Driver
2 VLED P Power voltage for LED Driver
3 ADJ I Adjust the led brightness with PWM Pulse
4 GLED P Ground for LED circuit
5 GLED P Ground for LED circuit
6 VCC P Power voltage for digital circuit
7 VCC P Power voltage for digital circuit
8 MODE I DE or HV mode control
9 DE I Data enable
10 VS I Vsync signal input
11 HS I Hsync signal input
12 GND P Power ground
図2:データシートを基に、コネクターのピン数や配置を確認

 図2から、液晶パネルのコネクターのピン数は40ピンで、1〜5ピンで液晶の電圧を供給していることが分かる。3ピンの「ADJ」は明るさを調整しているようだ。液晶パネルのパターンを追跡したところ、図1右側の回路に電源とパルス信号が入力されていた。そこでこの回路に外部電源で5Vを印加したが、表示は点灯しなかった。パルス信号が必要なようだ。右下の2ピンのケーブルに+と−の表示があり、ここから生成した電圧を液晶のLEDへ供給していると推察された。そこで、外部電源をこの端子に印加して点灯を確認した。図3に示す。

<strong>図3:外部電源を印加して点灯を確認。液晶のLEDは8.5V程度で点灯を開始した</strong>
図3:外部電源を印加して点灯を確認。液晶のLEDは8.5V程度で点灯を開始した[クリックで拡大]

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