ニュース
1100W出力のハーフブリック型PFCモジュール、Advanced Energy:多様な産業用途に対応
Advanced Energyは、1100W出力を半ブリックフォームファクターで実現するPFCコンバーター「AIH03ZPFC」を発表した。高効率と高電力密度を備え、多様な産業用途に対応する。
効率2.3%向上、電力密度は44%向上
Advanced Energyの力率改善(PFC)コンバーター「AIH03ZPFC」は、ハーフブリックフォームファクターで1100Wの出力電力を実現する。基板実装型モジュールで、ピーク効率は最大97.3%、電力密度は380W/in3である。同社によると、従来世代のPFCデバイスと比較して、効率は2.3%向上し、電力密度は44%向上したという。
AIH03ZPFCは、小型のハーフブリック設計において機能性を高めるため、内部突入電流制限機能、デジタルPMBus制御/監視機能、外部ハウスキーピング機能向けの補助電源サポートを統合している。これらの機能により、サイズや効率に厳しい要件を持つ産業、医療、防衛、通信システムに適している。
AIH03ZPFCは、負荷変動率1%で390VDC出力を提供し、85〜264VACの入力範囲全体で力率1を維持する。また、低入力電圧条件でも出力をディレーティングする必要がない。
ベースプレート接触冷却により、動作温度範囲は−20〜+100℃で、起動時は最低−40℃まで対応する。樹脂封止された半ブリックパッケージの寸法は2.4×2.3インチ(61×58.4mm)、実装時の高さは0.52インチ(13.3mm)である。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
PFC回路に最適 TV/白物家電向け高速整流ダイオード
サンケン電気は、TV/白物家電向けの高速整流ダイオード「SPNS-1106S」の量産を開始した。低VFタイプの面実装型TO252-2Lを採用し、フローはんだとリフローはんだの2つの実装方法に対応する。
2コンバーター構成電源を1パックで制御するIC
サンケン電気は、2コンバーター構成電源を1パッケージで制御可能なデジタル制御電源IC「MD6752」を開発した。コンバーター回路の簡素化により、電源基板サイズを10%小型化できる。
ステップアップ形DC/DCコンバーターの設計(1)基本回路と動作原理
今回からステップアップ形DC/DCコンバーターについて説明していきます。まずは、ステップアップコンバーターの基本回路と動作原理について解説します。
ブリッジレス方式トーテムポール力率補正コントローラーで、高いAC-DC電力変換効率を達成する手法
AC-DC変換を行う変換器は、エネルギー送電網に設置されている最も一般的な負荷の一つになっています。本稿では、ブリッジレス方式トーテムポール力率補正コントローラーで、高いAC-DC電力変換効率を達成する手法について解説します。
オペアンプのダイナミック応答の検討(2) タイプ2補償回路の伝達関数
第2部では、2つの極の概要とそれらがフィルターの最終的な性能に対してもたらす歪みについて考察しながら、タイプ2の補償回路の伝達関数を決定する方法を説明します。
CEマーキングの亡霊 懸念されるPFC電源の焼損事故
知人からPFC電源の焼損の相談があった。半導体工場で装置の電源部品の焼損事故が発生して、装置内に煙が充満したようだ。今回、その原因や対策を紹介する。
