アイドル電流わずか5μA、VCSEL内蔵近接センサー:14ビット近接検出分解能
ビシェイ・インターテクノロジーは、VCSELを内蔵した短距離近接センサー「VCNL36829UM」を発表した。5μAの低アイドル電流と14ビットの近接検出分解能を備えている。
近接検出距離は最大50mm、200klxの日射光にも耐性
ビシェイ・インターテクノロジーは2026年8月、垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)を内蔵した短距離近接センサー「VCNL36829UM」を発表した。サンプルおよび製品を提供中で、量産時の標準納期は15週間だ。
同製品は、5μAの低アイドル電流と14ビットの近接検出分解能を備える。VCSELに加えてフォトダイオード、ASIC、16ビットA-Dコンバーター、スマートデュアルI2Cスレーブアドレス機能を統合した。
最大50mmの近接検出距離に対応するほか、最大200klxの日射光に対する耐性を備えた。電源電圧は1.65〜2.0V、I2Cバス電圧は1.08〜3.6Vで、VCSELの最大駆動電流は18mA。VCSELの発光ピーク波長は940nmだ。
2個の近接センサーをマルチプレクサなしで接続
スマートデュアルI2Cスレーブアドレス機能により、マルチプレクサを追加せずに2個の近接センサーを接続できる。TWSイヤフォンや仮想現実(VR)、拡張現実(AR)ヘッドセット、スマートグラスなどでユーザーの装着状態を検出する用途のほか、非接触ディスペンサーや蓋の開閉検出にも利用できる。
プログラム可能な割り込み機能も搭載した。上限、下限の2つのしきい値とヒステリシスを設定でき、マイクロコントローラーによるポーリングが不要。これにより、マイクロコントローラーの処理負荷とシステムの消費電力を抑えられる。
インテリジェントキャンセレーション機能を備え、クロストークや周囲光に起因するノイズを低減する。また、スマートパーシステンス機能により、検出精度と応答速度の両立を図った。
パッケージサイズは1.6×1.0×0.35mm。同社の従来世代のソリューションから体積を44%削減した。パッケージ内部にはアイソレーションウォールを設けていて、クロストークへの耐性を高めている。
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